新書

老いるが勝ち!

990 (税込)
発売日2024年08月20日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) オイルガカチ
ページ数 208ページ
判型・造本・装丁 新書判
初版奥付日 2024年08月20日
ISBN 978-4-16-661464-6
Cコード 0295

齢を取れば取るほど人は幸せになる

「心筋梗塞も糖尿病も太っていたほうが長生きする」
「糖尿病の治療がアルツハイマーを促進する」

こんなことを言われたら、戸惑う人がほとんどだろう。
しかし、これらは筆者の和田秀樹氏が、高齢者専門の精神科医として、36年間、延べ6000人の患者を診てきた上での事実である。
「血圧はそんなに下げる必要はない」
「コレステロールを下げる薬は心疾患がないのならすぐにやめるべき」
「高齢者は免許を返納すべきではない」
などなど、和田氏はつぎつぎと驚くべき言葉を矢継ぎ早に繰り出す。
これらは意表を突くためのものではなく、どれもこれも合理的に納得できることばかりなのである。

そもそも筆者は、世の中が高齢者を公平に評価していないことを嘆く。
なぜなら、高齢者こそが重要な消費者であり、高齢者にスポットを当てることで日本経済が復活する芽までがそこにあるからだ。
実は、人生の幸せのピークは、世界中どこでも82歳であること調査結果がある。
齢を取るのはイヤだな、ではなく、人は齢を取れば取るほど幸せになるのだ。

本書はそれを諄々と説いて、読者の目を啓いてくれる。
『80歳の壁』ーー80万部突破の実績はダテじゃないのである。

目次

老後は楽しいことばかり◎目次

プロローグ
八〇歳をすぎたら我慢しない。
食べたいものを食べ、好きなように生きる

理屈というものは常に変わる
常識とされる説も普遍ではない

《プロローグが教えてくれる楽しいこと》

第1章 健康にまつわる理屈を疑え
コレステロールは心臓には良くないが
ガンになりにくくするものでもある

血圧の薬をめぐって
医者はウソをつく

医者が悪いのは
個人差があることを認めないところ

日本では、薬を飲まない人と
飲む人の比較調査ができない

医療費が膨大になるのは
医者が無駄な薬を出すから

いじめをなくす方向よりも
いじめを受けた子を救うほうが難しくない

《第1章が教えてくれる楽しいこと》

第2章 権威と肩書を疑え
将来の医学は
東洋医学を突き進めたものになる

大学教授の頭の中は古い
肩書を信じることは怖い

ノーベル賞受賞者は
すべての科目で優れているわけではない

高血圧にメタボリックシンドローム
日本で医学は宗教化している

ステントを入れる日本の技術は世界一
大切なのは先生たちについての情報

心筋梗塞も糖尿病も
太っていたほうが長生きする

糖尿病の治療が
アルツハイマーを促進する

日本の大学医学部のダメなのは
栄養学を教えないところ

長生きするのに
いちばん大事なのは栄養

日本の理屈と
アメリカの理屈は異なるべき

専門家の理屈は
人間全体の理屈にはそぐわない

高齢化が進めば進むほど
総合診療医のニーズは高まる

車を運転するのなら
飲んでいい薬は四錠まで

お年寄りの飲む薬の量と
若い人の飲む量は変えなければいけない

医療に関わらないほうが人は長生きできる
フィンランドの恐るべき調査結果

病院に行けなくなった夕張市では
病気で亡くなる人が減った

偏差値の低い私立大学には
腕のいい医者が集まる

ロクでもない医者が増えたのは
入試面接のせい 

入試面接の結果、
殺人者が選ばれる

血圧が高いほうが
頭が冴えるのは事実

海外で確認されたエビデンスが
そのまま日本に当てはまるとは限らない

《第2章が教えてくれる楽しいこと》

第3章 高齢者をめぐる理屈を疑え
高齢者がこんなに頭のいい国は
他にちょっとない

日本を復活させるカギは
相続税を増やすこと

上から一割を
高齢者と呼べばいい

お金を使えば使うほど
エラいのが資本主義

高齢者は免許を
返納する必要はない

シルバー民主主義
なんかはどこにもない

高齢者はすっかり
ITに馴染んでいる

マスコミが気づいていない
高齢者にまつわるバイアス

脳の老化のうちで
もっとも大事なのは前頭葉

《第3章が教えてくれる楽しいこと》

第4章 お金をめぐる理屈を疑え
知的レベルが高いとされている人ほど
世の中が理屈通りにいくと思っている

試す前から却下される
相続税一〇〇パーセント案

生産と消費は逆転した
課題はいかにして消費を増やすか

榊原元財務官と話して分かった
英語教育の壮大なムダ

ちっとも上向かない景気
GDPは世界第四位に転落

ダメなリーダーの時こそ
株価は高騰する

人は完全な情報を持ってなどいない
レモン市場の法則

「人は得よりも損に反応する」
プロスペクト理論

人が幸せかどうかは
「参照点」によって決まる

金持ちパラドックス
人生の最後の逆転はよくある

人はもともと、齢を取れば取るほど
幸せになるようにできている

齢を取ってお金を使う人ほど
幸福で人からも好かれる

若いうちからガマンはするな
性格で人生の大逆転が起きる

終身雇用と年功序列、
日本型経営は良いものだ

消費者がお金を持つことが
良い製品を作るための条件だ

アメリカがイケイケなのは
消費者の給与を増やしているから

足りないのは消費
消費者を刺激する人が勝つ

生産しないで消費だけしてくれる人は
国にとっては非常にありがたい存在

アドルフ・ヒトラーの唯一の功績は
莫大な公共事業

資本主義の根源的な欠点は
格差が生じてしまうところ

右翼や保守がイコール反共
資本主義と愛国主義は相容れない

AIを進歩させるとすれば
むしろ老人だ

日本の団塊の世代ほど
頭のいい高齢者たちは世界にいない

本当の「実験」が出来ない国、日本
ゼロリスクの発想を排せ

あることを試した時に
大事なのは悪い結果の予測である

齢を取ってヒマになったら
実験はし放題

生きがいは求めない。
生きているうちに楽しみは見つかる

《第4章が教えてくれる楽しいこと》

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