書名(かな) | おおずもうめいはくらのごくい |
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ページ数 | 224ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2025年05月20日 |
ISBN | 978-4-16-661494-3 |
Cコード | 0295 |
日馬富士、照ノ富士の2横綱をはじめ新進気鋭の尊富士まで、育てた関取はじつに12名。目下、宮城野部屋(元横綱白鵬親方)の力士も預り、総勢40人もの力士を束ねる〝最大最強の相撲部屋〟として隆盛を極める伊勢ヶ濱部屋。今夏、定年を迎える九代伊勢ヶ濱親方(元横綱旭富士)が当代きっての名伯楽となり得た秘密とは何か? 小兵力士でも関取まで育て上げる確かな指導法と、全国から逸材を発掘してくるスカウティング。ヒザの大怪我と内臓疾患によって大関から序二段まで陥落した照ノ富士を、見事に横綱にまで導いた再起の裏には、現役時代に同じ辛酸を嘗めた親方自身の闘病体験があった。また、合併した部屋を「チーム伊勢ヶ濱」にまとめ上げる人心掌握術と慰問などに重きを置く人間力教育。そして大所帯を切り回すきめ細かいマネジメントや、後援者との人脈を大事にする交際術など、一般社会でも応用可能なビジネスマンへのヒントがちりばめられている。そこには同時に、駆け出しの親方時代から、相撲未経験の弟子たちもふくめて女将の妻・淳子さんとともに、24時間365日向き合う覚悟と熱き思いがあった。「良い感じの時はすかさず、思いっきり褒めてやる」、「目標は一段高く設定して、〝有言実行〟する」。そして現役時代から親方のモットーでもあった「最後まで諦めない」「往生際は悪く」「〝今風〟ではなく、ひと昔前のやり方こそが大事」といった伯楽たり得た所以を語り尽くす。
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