| 書名(かな) | けっかんねんれい |
|---|---|
| ページ数 | 184ページ |
| 判型・造本・装丁 | 新書判 |
| 初版奥付日 | 2025年11月20日 |
| ISBN | 978-4-16-661516-2 |
| Cコード | 0295 |
日本人の四分の一は血管の病気で死んでいます。これはがんよりも多い割合です。健康長寿の鍵を握るのは血管の健康であると言って過言ではありません。しかし、偏った栄養、絶え間ないストレス、座りすぎ、喫煙、そして歯周病も……。現代社会は血管の敵に囲まれています。30歳の人でも血管の健康は60歳並みということがあるのです。しかし、自分の血管年齢――血管の老化度合い――を知り、適切な予防をすることで、血管の病気を避けることができます。本書は血管に理想の暮らしを考える最適のガイドです。
序章 日本人の四分の一は血管の病気で死ぬ
コラム1 手術室で見た血管の真実
第1章 自分の血管年齢を知っていますか
第2章 血管――性差と個人差の科学
第3章 見逃されがちな血管の敵――最新の知見から
コラム2 検査の数値に振り回されないで
第4章 リスク因子と代表的な疾患
コラム3 長野県の減塩運動の話
コラム4 側副血行路:自然が与えてくれた第二のチャンス
第5章 血管年齢チェックシート――小林式スコアリング・システム
コラム5 医者の不養生? 私の健康法
第6章 歯周病と血管の深い関係――口腔ケアが全身を守る
第7章 血管を元気に保つ食事
コラム6 関西人vs.関東人――地域の食文化と健康
第8章 運動・ストレスと血管年齢
コラム7 画家の長命
第9章 血管の健康に理想の暮らし
あとがき
日本人の死因第1位は何でしょうか。そうです。「がん」です。2023年には24.3%ががんで亡くなっています。第2位が「心疾患」。第3位が「老衰」。第4位が「脳血管疾患」と続きます。ここで気が付かれた方もいるでしょう。そうです。第2位の「心疾患」と第4位の「脳血管疾患」は、ともに血管に関係する病気です。順位は下がりますが、腎不全や大動脈瘤や解離などもそうです。これらを足し合わせると、じつに24.5%が血管の病気で亡くなっており、がんを超えてしまいます。
つまり、私たちの寿命にもっとも大切なのは、血管の健康を保つことなのです。しかも、がんは予防が難しいのに対し、血管の老化は予防することができる。そこが重要です。その方法を懇切丁寧に教えてくれるのが『血管年齢』です。心臓外科の権威、小林順二郎先生(国立循環器病研究センター名誉病院長)が、一般読者にもわかりやすく説明してくれます。
(聞き手:吉地真・文藝春秋新書・ノンフィクション担当)
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