| 書名(かな) | じんぶんちはぶきになる |
|---|---|
| ページ数 | 264ページ |
| 判型・造本・装丁 | 新書判 |
| 初版奥付日 | 2026年04月20日 |
| ISBN | 978-4-16-661529-2 |
| Cコード | 0295 |
世界のエリートはなぜ歴史を学ぶのか?
「意思決定の質」が変わる
人類社会の「傾向」を知ろう
日本の強みはセンスにあり
ベストセラー『人生の経営戦略』などの著者と
「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」MCの初対談
人文知は、思考や判断、行動を変える。
●失敗するリーダーや組織には共通点がある
●世界のスター経営者は人文科学系の出身
●「アメリカ一強」から「権力が分散する時代」へ
●組織や文明が滅ぶ一番の理由は「内部分裂」
●「まだ大丈夫」という瞬間は、すでに危機
●ナンバー1がナンバー2の戦略をマネたら負ける
●伸びている会社の特徴は「おせっかい」
●変化を無視した成功体験の再現は失敗する
●日本は「長中期的な合理性」に対するセンスがいい
●人類は「儀式」をしなければ合意形成できない
AIの進歩などによって「常識」や「正解」が激変し、ビジネスの世界でもパラダイム・シフトが起きつつある。そんな不確実な時代を生き抜くビジネスパーソンには「人文科学」の知見が必要なのだ。これからの世界と日本を考えるための必読書。
はじめに 山口周
優秀さの定義が書き換わる
AIに代替される知的生産
「正しさ」が揺らぐ
世界を理解するための見取り図
「判断の基準」をつくるための訓練
第1章 ビジネスパーソンに人文知は必須である
1:失敗するリーダーと組織の共通点
複数の視点を獲得することが人文知
正確な現状認識が成否を決める
2:時間軸を長く、空間軸を広くとる
いま、起きていることを理解する
「新しい世界の見方」が必要に
3:世界は「アメリカ一強」から「権力が分散する時代」へ
まだ大丈夫だという瞬間は… …
世界秩序が書き換わった
米中による「新グレートゲーム」
21世紀の覇権国は?
4:人類社会には「傾向」がある
未来について考えるには
すべての学問に関わる土台
哲学史はトーナメント戦
「東大クイズ王」と日本の教育カースト
5:世界のスター経営者は人文知を学んでいる
MBAより人文知
個人の「人生の競争戦略」にとって大きなチャンス
習った知識が使えない時代には人文知
6:変化が激しい時代は対話力を高めよう
日本の経営者はエキスパートの活用が苦手
日本には「翻訳者」が欠けている
7:「常識」が一生の間に何度も変わる
幸せだと思っていた生き方が否定される
アジア的・インド的な哲学が鍵に
8:ビジネスでパラダイム・シフトが起こる
企業が国家機能の一部を担っていく
企業価値はどうすれば高められるのか
優秀な人材を確保するには
なぜ過去に多くの企業や産業が滅びていったのか
これからのリーダーに求められる力
第2章 すべての出来事は過去に起きている
9:人間は基本的に変わらない
経験を活かさない手はない
10:タイミングを読む力タイミングを読むにも現状理解
アーリーアダプターとパラドックス
秀吉は「波に乗る達人」、人文知を活かした家康
ネスレがインド市場でシェアトップの理由
衝動を回復せよ
イギリス外交の四つの要諦
11:過ちを繰り返さないために
この100年で何が変わったのか
中世には存在しなかった世界的リスク
アメリカは理念と利得で動く
次の世代のために、よりよい世界を
12:21世紀的な企業のあり方
中国の古典がきっかけ
哲学は思考回路をたどることが大事
失敗の経験をためてわかってきた
仮説は早めに絞ろう
未開拓かつ競合が少ないものを取りに行く
伸びている会社の特徴は「おせっかい」
第3章 歴史はどう動くのか
13:技術革新が社会を変える
ヘーゲルか、ニーチェか、シュペングラーか
構造的な変化で、正解がバグになる
世界大戦の背景
人類史における変化の因果関係
14:規範は時代で変化する
ガンダムを操縦している感覚で生きる
社会の規範は技術革新で変わる
規範に振り回されないためには
株式会社はとんでもない発明
航空機を進化させたイノベーション
15:勝者になれる人の条件
社会にとって希少なものが何かで勝利条件は変わる
「傾向」は繰り返されている
パクス昭和後の厄介な時代
第4章 歴史を武器にする独学の技法
16:まず「問い」を立てる
日本の教科書はおもしろくない
具体的な問いか、抽象的な問いか
問いを立てるにも教養が必要
17:学びに近道はない
一生続ける覚悟を
聖書を文学部的に読む
18:全体感をつかみながら知識を深める
読む本をどう見極めるか
ビジネスパーソン勢が横断的な勉強をする意味
読書は身体行為
19:ビジネスのアナロジーで考えない
人文知は競争優位に貢献する
学んだことで絶望することも
ジョギングやダイエットと同じ
「わかる」から「かわる」
第5章 これからの世界
20:ナンバー1がナンバー2の戦略をマネたら負ける
復古主義的な動きは衰退フェーズ
変化を無視した成功体験の再現は失敗する
衰退論が流行るのは絶頂期
大国は「過剰拡大」で衰退する
中世に戻り、宗教がますます重要に
21:組織は内部分裂で壊れる
文明が滅びるのは内的要因
既得権益の固定化が衰退を招く
22:欧米は「理性を駆動させれば真理に到達する」と信じている
相手を知ろうとする感覚が重要
アメリカが他国を理解しようとしない理由
日本以外のG7メンバーはキリスト教国
第6章 日本の未来
23: 「空気を読む」スキルは世界で活かせる
日本人が培ってきた「ハイコンテキスト文化」
日本が主導できる領域
24: 「魔改造」が日本の伝統
これから国風文化の時代に
「下部構造」は変わらない
25:ダブルスタンダードに耐え続けているのは日本だけ
血反吐を吐くまで葛藤した夏目漱石
永井荷風の絶望
西洋と自国文化の板挟みに悩んだ、日本とトルコ
日本は強いポジションをとれる
大阪のおばちゃんのウィズダム
26: 「封建資本主義」が世界のモデルに
「跡継ぎ企業」と公共性
日本にしかとれない戦略
明治は欧米型に近い競争社会だった
27:人類は「儀式」をしなければ合意形成できない
未来は予測できるのか?
ビジネス界を支配しているのは「古い哲学」
矛盾を引き受け決着させるのが、経営者の責任
古代中国では亀の甲羅で意思決定
儀式のスタイルを時代に即したものに
28:数字ですべては測れない
ロバート・ケネディの問いかけ
理性を信じると間違える可能性が高い
投資家や金融機関は「意志」と「気概」を
なぜ日本でスタートアップが育たないのか
29:日本の強みはセンスにあり
言語化できないけど実践できる
センスで動く日本、ロジックだけで動く欧米
ドラッカーが称賛した明治維新
30:確変する世界で求められるエリート像
本質的な決定を下す力
アメリカのマネで失敗
日本なりの多様性を
変化に気づかない組織やエリートは退場する
おわりに 深井龍之介
「外圧」ではなく「自らの意思」で決める
コストをかけるという覚悟
日本が知の先進国となるために
人文知のエコシステムを支えたい
最後に
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