書名(カナ) | メディアノヤミ アベカンテイヴイエスエヌエイチケイ モリトモシュザイゼンシンソウ |
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ページ数 | 400ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2021年01月10日 |
ISBN | 978-4-16-791633-6 |
Cコード | 0195 |
なぜ放送されないんだ!
エース記者はなぜNHKをやめたのか。
官邸からの圧力、巨大組織内で上層部から歪められる報道──
スクープの裏側を「忖度なし」に書き尽くす。
社会に衝撃を与えた『安部官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』を改題し、大幅加筆。
「文庫化にあたって 『この本には虚偽がある』は虚偽である」をはじめ、
単行本刊行後の怒濤の展開も描いた決定版。
著者は「森友事件」の発覚当初から事件を追い続けたNHK大阪放送局の司法担当キャップだった。
次々に特ダネをつかむも、書いた原稿は「安倍官邸とのつながり」を薄めるように書き換えられていく。
NHKでも検察でも東京vs.大阪のせめぎ合いが続く中、ついに著者は記者職からの異動を命じられた。
記者であり続けるために職を辞した著者が、事件の核心、取材の裏側、そして歪められる報道の現在を赤裸々に明かす、渾身のノンフィクション。
この話には続きがある。
「この単行本が出来上がろうかというタイミングで赤木雅子さんに初めて会えた。
その後、劇的な展開を見せて、週刊文春での赤木俊夫さんの遺書全文公開、国と佐川氏の提訴に至った。
森友国有地値引きも公文書改ざんも何一つ古びていないし終わってもいない」(「文庫化にあたって『この本には虚偽がある』は虚偽である」より)
今、メディア不信は最高潮に達している。
権力に牙を抜かれ、批判能力を失う一方で、現場の最前線には、真実を伝えるために日夜格闘する記者たちがいる。
すべてはここから始まった──。
メディア、公正な報道が危機に瀕する現代、必読の書。
解説:田村秀男(産経新聞特別編集委員)
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