船遊山 江戸切絵図恋暦 野口卓

924 (税込)
発売日2025年12月03日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(かな) ふなゆさん えどきりえずこいごよみ
ページ数 320ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2025年12月10日
ISBN 978-4-16-792453-9
Cコード 0193
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船遊山 江戸切絵図恋暦 野口卓

924 (税込)
発売日2025年12月03日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(かな) ふなゆさん えどきりえずこいごよみ
ページ数 320ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2025年12月10日
ISBN 978-4-16-792453-9
Cコード 0193

切なさに余韻が残る江戸市井の男と女の物語

「よろず相談屋繁盛記」シリーズで大人気の野口卓が、
満を持して書き下ろす、待望の時代小説・新シリーズ!

江戸の町に生きる男と女の、切ない出会いと別れを細やかに紡ぎます。

両国で川開きの花火が上がった夜、料理屋の奉公人・民恵は、初めて船遊山を楽しむ。
その時出会った桔梗屋の若旦那が、三月後に驚くべき申し出をしてくるとは思いもせずに。
(「船遊山」)

元岡っ引の与助は呑み屋「しのぶ」の女将が、二十年前に取り逃がした盗賊の一味ではないか、
と疑い、客として足しげく通う。ある日、ときどき見かける老人が声をかけてきて……。(「悔やむ男」)

浅草寺の四万六千日さまの功徳日に、若い夫婦が子供の小さな手を握りしめながら
語った、十二年前の出来事。 (「四万六千日さま」)

腕はいいが寡黙でしょっちゅう女房に逃げられていた金彫師・伊佐は、頼まれ仕事で根付も造っていたが、それが思わぬ評判を呼び……。(「仏の顔」)


出会い、すれ違い、別れる――。
せつなくも温かい、〝運命〟を描く四編。

カバー装画は村田涼平さん。

船遊山
船遊山
船遊山

担当編集者より

「もう少し早く気持ちを確かめていれば」
「あの男に声をかけられたとき応じていなければ」……。
後悔のない人生を送ることは難しい。
あそこが自分の人生の分岐点だったかもしれない、と思う出来事が、誰にでもあるのではないでしょうか。
江戸の町角で、何度も繰り返されてきたであろう出会い、すれ違い、別れを丹念に描いた四つの物語。
野口卓さんが満を持して取り組んだ、待望の新シリーズ、開幕です。

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