作品紹介

言葉は時代の価値観に左右され、人と人が真に分かり合うことはない。人間は孤独だ。だが、絶望から出発しなければならないのだ――。常に疑問を持ち思索を続けることを説いた思想家が、悪、歴史と現実、西洋と日本……現代に至る問題を、平易に論じ、混沌とした先行きを照らす。学生への特別講義四篇を完全再現。

この世にあるのはその場そのときの大義名分を獲得しようとあくせくする人間の感情やその場しのぎの論理の無限のぶつかりあいだけなのだと言って回って、絶対の真理や正義があると信ずる人びとと喧嘩をした。その喧嘩がまた一種の御芝居なのであった。どこまで行っても御芝居。これぞ福田である。――解説・片山杜秀

担当編集者より
絶対などあり得ないと常に疑い続けた論客・福田恆存。本書には、分かりやすい語り口ながら、現代の私たちにも響く言葉に溢れています。たとえば――。
「人間は皆愛情を持っている。日本は世界中に愛されている――こういって育てて行ったら人間は駄目になる。なぜならそれは嘘だからです」
「言葉による伝達が不可能だと痛感する時、始めて言葉に心をこめるような真剣な努力が出て来るのだと思います」
講義とともに、学生の質問に対する回答も収録。〝葛藤絶対主義者〟福田の白熱講義が甦ります!
商品情報
書名(カナ) ニンゲンノイキカタ モノノカンガエカタ
ページ数 208ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2019年12月10日
ISBN 978-4-16-813084-7
Cコード 0195

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