- 2015.12.13
- 特集
零式戦闘機に青春を賭けた7人の勇者
英機スピットファイヤー零戦に完敗す 鈴木実
文:「本の話」編集部
『零戦 7人のサムライ』 (森史朗 著)
ジャンル :
#ノンフィクション
世界に冠たる傑作機――零式戦闘機。ミッドウェー海戦の敗北から始まる日本軍の落日は、零戦の落日でもありました。大空の彼方で、搭乗員たちが胸に刻んだ思いとは。
マレー半島攻略戦により英国と戦端を開いた日本。シンガポール、ビルマを手中にし、敗走にたまりかねた英軍は、豪州ポートダーウィンで日本軍と対峙。ドイツの「メッサーシュミット」による大攻勢を防ぎ切った栄光の「スピットファイヤー」が、初めて零戦と対決したのです。その結果は――鈴木実少佐の率いる零戦部隊は、半年にわたるダーウィン攻撃で、零戦喪失3機に対し、スピットファイヤー撃墜101機(不確実22機)の圧倒的な勝利を挙げました。
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