2015.12.10 特集

零式戦闘機に青春を賭けた7人の勇者
鬼と呼ばれた男 新郷英城

文: 「本の話」編集部

『零戦 7人のサムライ』 (森史朗 著)

世界に冠たる傑作機――零式戦闘機。中国戦線での華々しいデビューから大戦末期の特攻出撃まで、一戦闘機と7人の搭乗員がたどった戦史は、大戦の真の姿を語ります。

新郷英城
『零戦 7人のサムライ』 (森史朗 著)

開戦当初、真珠湾攻撃と呼応した比島米軍基地制圧を敢行。零戦隊を率い、台湾南部から片道4時間という前代未聞の長距離飛行を成功させました。その後も戦闘機隊長として、当時難攻不落を誇ったB17 「空の要塞」との戦闘に圧勝、零戦の能力を世界に立証してみせました。性格は剛直で曲ったことは大嫌い。一瞬の油断も許さない厳格な指揮官ながら、上司を相手に一歩も退かない筋の通し方、引き際の見事さで、戦後も死の間際までその人柄を慕われました。

森史朗(もりしろう)

森史朗

1941年、大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。専攻・国際関係論。日本文藝家協会会員。主な著書として、『敷島隊の五人(上下)』『零戦の誕生』『運命の夜明け──真珠湾攻撃 全真相』『暁の珊瑚海』(以上、文春文庫)、『ミッドウェー海戦(第一部、第二部)』(新潮選書)、『勇者の海』『空母瑞鶴の南太平洋海戦』(以上、潮書房光人社)、評論として『特攻とは何か』『松本清張への召集令状』(以上、文春新書)、『作家と戦争──城山三郎と吉村昭』(新潮選書)がある。

零戦 7人のサムライ
森史朗・著

定価:本体1,600円+税 発売日:2015年12月10日

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