作品
若き日の川端康成と大宅壮一という二人の投稿少年を主人公に、近代文学史、雑誌ジャーナリズム史をも描出した青春小説の趣の評伝
世紀末ウィーンのハプスブルク王家の嫡流に生まれ、王家崩壊と二度の大戦を経て、社民党闘士と再婚した美しき大公女の波瀾の人生
この子たちに勝つことの喜びを味わわせてやりたい。定時制高校にボクシング部をつくった教師と子供たちの交流を描き、大宅賞受賞
病気、事故、介護、貧困など、死の影はある日突然夫婦を襲う。大宅賞作家による現代の「夫婦と死」を巡る渾身のルポルタージュ
いとしの香港から帰ってみれば、とかく日本は住みにくい……。銭湯とファミレスから透視する、新しい東京論。大宅賞受賞第一作!
「赤旗」平壌特派員となった私は大阪の定時制高校で席を並べた親友の尹元一を訪ねた——。「帰国運動」の真実を描き大宅賞受賞!
将来を期待され、栄光を目前にしながら突然のアクシデントに襲われたプロ・スポーツ選手たちの生き様を描く感動のノンフィクション
世間への愚痴ばかり綴った古川緑波、病床グルメの正岡子規など、藤原定家から大宅壮一まで日本人の日記の興味深い部分を堪能する
新聞社から活字が消える!? コンピュータを導入し、新聞製作の技術革新をめぐって大新聞社同士が繰り広げた“もう一つの紙面競争”を描く、第17回大宅賞受賞作品。(柳田邦男)
沖屋室島は七割が老人で、しかも彼らは底抜けに明るく生きていた。大宅賞作家が受賞後、初めて書き下す、生と死をみつめた異色ルポ
柳田国男以降、最大といっていい業績をあげながら評価の定まらなかった宮本を、渋沢との対比で描ききった感動の評伝。大宅賞受賞
本田宗一郎なき後、顕著になってきた官僚主義や人事抗争がホンダを蝕み始めた。その実態を初めて解明。第27回大宅壮一賞受賞作
コンピュータは人間をどう変えるか? ハッカー少年、プログラマー、パソコン企業最前線の人々などと面接を重ねた精神医のヒューマン・レポート。大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
長与千種、神取しのぶ、天田麗文、デブラ・ミシェリーの足跡をたどり、80年代に熱狂的なブームとなった女子プロレスの文化を通して「日本」を見つめ直す。第22回大宅賞受賞。(夢枕獏)
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。