作品
神風特攻隊が実施された真相や捨て石となった沖縄、さらに原爆投下からポツダム宣言の受諾をめぐる混乱など、手記や記事から浮かび上がらせる。
なぜ日本が太平洋戦争へと至ったのか、ナショナリズムの高揚が軍部を暴走させていくさまを、当事者たちの告白も交えながら、明らかにしていく。
これまで「月刊文藝春秋」やその増刊に掲載された戦争体験者の手記や記事を再編集、いまあらためてあの戦争とは何だったのかを考える
責任をとらない日本の体質。その根っこには何がある? 歴史学者と精神分析学者。二人の権威が「日本病」について語った白熱対談。
大正12年岡崎の寒村に生まれた私は、尋常高等小学校卒業後、鉄道省に3年勤めるも中学校編入を決断。進学の志を貫く少年を描く中編
日本で初めて夜間の空母着艦に成功した戦闘機乗りの草分け、亀井凱夫。彼の兄弟、親子の生涯を軸に、大日本帝国の最期を描く――。
太平洋戦争における日本海軍の主力戦闘機であった零戦。外国機を凌駕するこの新鋭機開発に没頭した堀越二郎を中心とする若き技術者の足跡を描いたドキュメント。(佐貫亦男)
激戦の記録、希少な体験談。生残った将兵による「軍艦マイベスト5」。提督たちの列伝。……一冊でたどる大日本帝国海軍の最期。
あと二、三百メートルで日本は油田を掘り当てていた!戦争しない道を模索した元海軍中将の論を再考する。「第二次大戦秘話20」併録
終戦直後の沖縄、米軍の若き軍医は画家たちのコロニーを見つける。美術小説の旗手が挑む、沖縄画壇草創期の芸術家たちと青年の物語。
太平洋戦争開戦から70年。広田弘毅、近衛文麿、…指導者たちの失敗の本質を、半藤“検事”と加藤“弁護人”が徹底討論!
日本は戦争に勝っていた。アメリカの戦艦をほとんど沈め英国の主要艦も撃沈。連合軍は壊滅状態だった。日米海軍から見た最初の半年。
太平洋戦争末期に、北ボルネオで姿を消した民族学者・三上隆。彼の生存を信じる捜索隊は、ジャングルの奥地で妖しい世界に迷い込む。
日本に真の指導者が育たないのは帝国陸海軍の参謀重視に遠因がある——戦争の生き証人達に取材してきた著者によるリーダー論の決定版
戦後まもなく台湾人として生を享け、日本人と結婚して日本へ移住。民族の誇りと伝統を次世代に伝えるべくまとめた、母として、女性としての自叙伝
日本に真の指導者が育たないのは帝国陸海軍の参謀重視に遠因がある――戦争の生き証人達に取材してきた著者によるリーダー論の決定版
沖縄戦の直後に作成された米陸軍の対日戦最終マニュアル書「卑怯な日本軍」が描く帝国陸軍の姿は真実の姿なのか、単なる偏見なのか
開戦から戦後までの永井荷風、伊藤整、高見順、山田風太郎らの日記に見る高潔と人間くささ。非常時における日本人の魂に迫る評論
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