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密偵を救うため、賊の隠れ家に単身忍び込んだ平蔵。立ち回りの末、捨て身の剣の使い手に追いつめられて……。「血闘」「密通」を収録
一九一三年、革命下のメキシコに密命で向った日本人青年と、謎の死を遂げる移民達の行く末は? サントリーミステリー大賞受賞作
官僚解体、市場開放……日本弱体化工作に暗躍するエージェントと謎の女・彩子――次なる秘密計画オペレーション・フリーズとは?
八六年に大腸癌手術を受けた著者が、この九年間の自らの予後と、激変する医療の現場で遭遇したさまざまな問題を透徹した眼で綴る
われらがヒーロー義経は反ッ歯の小男、黄門サマの諸国漫遊なんて大ウソ!? おなじみの歴史的人物の意外な一面を暴く痛快エッセイ
天麩羅ソバの天麩羅は揚げたてではいけない――NHK「男の食彩」でおなじみの筆者がいざなう「食」と「モノ」の玄妙な世界
モンゴル大草原を、愛人を追って女が駆ける。遊牧勇者の鮮烈な愛と、草原の民の苛烈な生を描いて感動を呼ぶ!異色の傑作小説
亡命した北朝鮮首相の娘婿が綴る驚くべきテロ国家の内幕、金正日ら権力者の腐敗ぶり、そして日本を狙うミサイル、スパイ網の実態
風来坊だった祖父の足跡を追ってやって来たパリで青年が見たものは、様々な人々の生き方であり、祖父と父の秘められた過去だった
社会主義、民族主義といった近代の神話が崩壊した今、現代を担う新しい「物語」はどう再構築されうるのかを提言する最新評論集
いまや貴重な史料となった徳川夢声の話の分析に始まる“話術話芸の不徹底的研究”他、芸、俳句、人を現代の語り部が綴るエッセイ集
京都人がケチで恐妻家なのも九州人が男尊女卑なのもすべてはウイルスのせいだった!生物学の先端研究から論じた“日本人の起源”
フィリピン戦の軍司令官・山下奉文が山中に隠したとされる旧日本軍の財宝ははたして実在するものなのか。戦後も続く宝探しの実態
底無し不況と大量失業を招きかねない今、インフレ時代の発想では失敗する。これからの企業・個人に必要なのは新しい「逆転発想」だ
出世のためには手段を選ばぬ男、父親の殺人現場を見た男、映画スターをゆする男――三人の警官を通して描く〈暗黒のロス〉’50年代
(上を参照)
オウム真理教事件は、平和ボケした日本の思想界にも痛烈な衝撃を与えた。論客がさまざまな視点から分析した、オウム論の決定版
汗と涙ばかりがスポーツの象徴ではない。知的で爽快なスポーツ・ノンフィクションの書き手として活躍、夭逝した著者の傑作八十篇
襲いかかる謎の殺人ウイルス、次々に倒れる感染者、うろたえる医療団……現地ザイールに居合せた医師が描く「未知なる敵」との死闘
こんなに美しい砂漠の写真が、かつてあったであろうか。木村伊兵衛賞写真家が渾身で撮った、想像を絶する世界序文・伊集院静
自由市場から風のように消えた商社マンと、国外へ流出する核物質の謎。崩壊後のロシアを舞台に繰りひろげられる長篇サスペンス
昭和38年、東京。連続爆弾魔草加次郎を追う村野に女子高生殺しの嫌疑が。親友の恋人への思慕を胸に真犯人に迫るトップ屋の執念!
第一次大戦により海外進出の拠点を確保した日本だが、国内では富山で起こった米騒動が全国に波及、外からはシベリア出兵の要請が…
(三を参照)
生き別れの兄を探す男が、「かわせみ」の軒先に立っていた。兄弟は再会を果たすも、雨の十三夜に永久の別れを迎える。表題作他「尾花茶屋の娘」「春の鬼」「百千鳥の琴」など七篇を収録。
金融市場としての東京の地位が高まるにつれて、ウォール街の老舗も東京に進出。ヘッド・ハンターが大手銀行の国際部長の引抜きに乗り出した。銀行の“冬の時代”を描く。(金子昌夫)
豪放な君主の陰にこの忠臣団あり。戦国の余韻を残した江戸初期。初代和歌山藩主として紀州入りした徳川頼宣に仕えた剣の達人、至誠の臣のたぎるように熱いエピソード集。(新宮正春)
心理ゲームは嘘をつかない。ココロを開き理解しあうためのココロのコミュニケーション・ツールです。恋を知らないあなた、恋に迷うあなたに贈る“明日の恋”を応援する待望のゲーム本。
ロシア大使館の三等書記官が殺された。犯人はバレリーナのような若く美しいロシア人女性。事件の裏を解きあかすのは何?国際化を極めた東京の犯罪に挑む警視正、大活躍の短篇六篇。
バブル崩壊や皇太子御成婚、政治家の地元での評判から阪神大震災に至るまで、全国各地に生息するOLから届けられた赤裸裸なレポート。すでにおじさんを超えたシリーズ最強の一冊。
特殊兵器開発に携った化学者が次々と姿を消した。米国で休暇中のボンドはCIAと協力して彼らを探すことに。怪しい男、“ブロークンクロー・リー”に挑まれた死を賭けた儀式とは?
校門圧死事件、デイズ・ジャパン廃刊騒動、サダム・フセインに勝新太郎逮捕……あんまり明るくなかった一九九〇年。世紀末の入口に立って、辛口コラムニストが探した“青空気分”は?
残留孤児を母にもつ日中ハーフの二世たちが日本で暮らし、恋人を探し結婚するまでの葛藤と、自己確認のための帰郷を描いて、日中の現在と未来を両国の間から見直す。(関川夏央)
ハノイ特派員としてヴェトナムに飛び込む著者。戦争の傷痕を深く宿した「永遠なるアジア」の闇に、身近なモノを通して肉迫する芥川賞作家のエッセイ集。街の匂いとさざめきが甦る!
どこにでもいそうな、風采のあがらないサラリーマン、フースケ。だが、彼を次々と襲うのは、奇想天外な事件ばかり……。当時を知る世代には、時代風俗が懐かしい。(砂川しげひさ)
「人生の達人」たちの名セリフを加藤仁が精選。力強く、含蓄あふれる一言ばかりでない。素人の名言にはギョッとするほどの凄味がある。
ジョージ・スタークなる名で暴力小説を書く作家サド。ある日殺人現場から自分の指紋が発見された——。作家と抹殺されかけたペンネームの間で繰り広げられる壮絶な血みどろの戦い!
初体験の「ちゃんこ鍋」、宅配ピザを征服する、味つけ海苔の陰謀をあばく、ビン詰めはかわいい、大絶讃“イモのツル”、夏野菜を叱る……食べ物はこんなに奥が深いのです。(ナンシー関)
女浄瑠璃、手習いの師匠、料理屋の女将など江戸の町を彩るキャリアウーマンたちの心模様を描く直木賞受賞作。「恋風」「男の八分」「後姿」「恋知らず」「恋忘れ草」他一篇収録。(藤田昌司)
南米、ヨーロッパからアジア、アフリカまで世界のサッカーを俯瞰し、日本代表がワールドカップに出場するための必須条件を探る
「ニューヨーク・タイムズ」の好評コラム「ハーズ」から傑作を集めたベスト・エッセイ集第二弾!女性たちの目が世界を見つめる