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新聞記者であった著者が、昭和22年の新憲法誕生までの審議の過程などを忠実に記録。39年刊行本を読み易く改定したタイムリーな復刻版
いま、最も活き活きと現代を描く作家が恋愛を語り、スポーツや音楽を楽しみ、憲法論議にも独特の視点で切り込む刺激的エッセイ集
パズル制作集団ニコリの擁する天才作家達が自選した珠玉の百問。エンピツで少しずつ線をつなげていく、その愉悦に溺れてください
未来のワインの値段を決め、症状から病気を予測し、最適の結婚相手まで決める「絶対計算」とは? 一兆のデータが生む新世界秩序!
うつ病に苦しみ、老父の介護に疲れた「私」のもとへ現れた野良の仔猫。トラや、おまえがいたから、「私」と家族は生き延びられた!
新宿・歌舞伎町裏の「亜玖夢コンサルタンツ」。異形の博士が学識の全てを傾け相談者の悩みを解決。ブラックユーモア溢れる一話一理論
頭を明晰に保つには、つねに考え続けることである。ドストエフスキーを笑い飛ばし、ニーチェの矛盾を看破する哲学的思索のすすめ
知らないうちに疲れている心と身体をスピリチュアルなパワーで甦らせたい。水晶、シンギングボウル、神社……光野流デトックス法
北の農村を覆う閉塞感と、虚無的で乾いたセックス……。現代に甦る『楢山節考』ともいうべきオール讀物新人賞作家のデビュー作品集
虫が大好きな露子姫の許に蘆屋道満から禍々しい虫がやってきた。晴明と博雅は虫退治へと向うのだが。「むしめづる姫」他全5篇収録
当バスはおなじみ浪費地獄を起点に、借金地獄、悪口地獄、博打地獄を順繰りに回ってまいります。それでは欲望漲る旅へ出発進行!
同じ大都会の孤独でも、ニューヨークは東京とこんなに違う。個性的すぎる人々に、笑い、泣いた後、無性にニューヨークに行きたくなる本
四股、塵浄水、力水など、力士の所作には神事の由来がある。入門すれば、そこは古代へ続く別世界。現代の相撲を楽しむための61章
『カラマーゾフの兄弟』新訳が話題の著者によるドストエフスキーの勧め。猛烈なグローバリゼーションに抗して生きる知恵がここにある
乃木希典の汚点となった日清戦争の旅順虐殺と南京事件に共通するものは何か。三十代の新鋭が一石を投じる「日本人と中国人の戦争」
離婚し、再婚。家族に慕われ、酒を愛し、充実の生涯を送った賢夫人が書き綴った日記を発掘。知られざる江戸城の最奥部に、ご案内!
実際に中国で戦い、戦後数々の戦争文学を手がけた著者が語る、体験的日中戦争史。軍隊の常識から慰安婦まで、戦争の実相がここに
ハインリッヒ王子はドイツにある町の市庁舎の上に住んでいます。踊りのすきな王子にはひとつの秘密がありました。そして……。
島原の乱で息子を、浪人暮らしの窮乏で妻を失った還暦の武士。「侍」としての死に場所を求める主人公に、思いもかけぬ運命が訪れる
失踪した後輩が通っていたのは、少し変わった料理店。予約のたびに場所が変わり、毎回違う若い女性が相伴してくれる。ノベルス判
幕末の京都に出没する殺人集団・山嶽党。参加を求められるが、その残忍な手口を憎む鞍馬天狗は、断固拒否。そのたま狙われる身に
慶左衛門は江戸で評判の女好き。ところが自慢のものが役に立たなくなり、噂の強壮剤を手に入れるため二人の妾と共に旅に出ることに
「日本の健全なる頭脳」と呼ばれる比類なき経営者が、この国の未来を見据えて行った代表的な11講演を一挙収録。ビジネスマン必携!
『東京育ちの京都案内』から8年。みやこ暮らしを満喫する著者が、四季折々に美しく変化する古都の魅力を、たおやかな文章で伝える
著者自らの走りの体験談と最新の走法の説明をまじえながら、日本人に向けて「何のために走るのか」を楽しく分かりやすく説明する
“最後の無頼派”中上健次はいかにして作家となり、いかに死んでいったのか。幼少期から腎ガンの病室までを執拗に追った傑作評伝
てれんぱれんと頼りなく生きてきた父親には不思議な力が備わっていた。ある日、「わたし」に謎の女性が近づく。心に響く、静謐な物語
年齢も職業もばらばらの顔ぶれが柔らかく集う武蔵野のバーを描いた表題作ほか六都市の六つの店をめぐる大人のためのシックな短篇集
戦後アクロバチックダンサーとして活躍した著者が経営してきたショーパブ『ショーガール』を昨年閉店、その一周年記念の自分史
JT提供「週刊文春」連載コラム『喫煙室』の2005年7月分から2007年6月分の2年間の掲載分をまとめたもの
何一つ確かなもののない時代を懸命に生きようとした二人の男女を描き、60年代〜70年代にヒットした青春文学の大ベストセラー
「この世の仕組みはすべてズルでできあがっている」。電車の席をとるオバズルから、上司にゴマをするセコズルまで、ズルの世界を展開
「好きよ」。たった一言を残して、愛果は雪の日にビルから飛び降りて自殺した。そして愛果の同僚、董子の周囲に愛果の亡霊の影が……
古希の声を聞き、改めて自らの人生を振り返る男たちの前に、かつての出来事が時間を超え、謎となって甦る。円熟のミステリー10篇
16歳からバクチを始め、今日は札束ワシ掴み、明日はすっからかんという修羅場の7年間。そんな私が、会社に勤めることになった?
麻雀から足を洗い、会社員として汲々と生きる私の前に現れた李とドサ健。彼らが持ち続け、私が失った志は何だったのか? 完結篇
次期芸術院会員の座を狙う日本画家の室生は、現会員らへの接待攻勢に出る。名誉のために手段を選ばぬ彼に、周囲は翻弄されていく
熱狂的な女性読者から次々届くファンレター、断ってもしつこく講演を依頼してくる図書館司書……全篇手紙形式で綴る連作ミステリ
薄明りのなか、あいつが帰っていく——八人の市井の女の生活を通して、江戸の艶、女心の粋を繊細な筆致で描く味わい深い短篇集
人生の秋を迎えた男と女が、生と死を見すえつつ、深く静かに心を通わせる。閉塞した日常に訪れる転機を、繊細な筆致で描く短篇集
八戸のお遍路が絞殺される。相前後して古文書「都賀留三郡史」にまつわる不可解な死が……。謎めいた伝説と信仰の背後に潜む悪意
10年ぶりに会った女は、男の会社の会長の妾だった。表題作「危険な斜面」ほか、刑事の張り込みを描いた「失敗」など全6篇を収録
凄腕の殺し屋ゴーストが米国に潜入。やつが狙うのは10人の移民たち。ライムは移民の潜伏先を割り出し、殺し屋を捕らえられるか?
新選組八番隊隊長でありながら、新選組を離脱、御陵衛士としてその新選組に、惨殺された藤堂平助の短い半生を描いた時代小説
日本人科学者が発見した石油生成菌ペトロバグの争奪をめぐり、国際石油資本とOPECの双方から略奪、殺害の指令が発せられ……
約370の四字熟語を内容別に編集。一熟語一頁で意味と来歴がすぐ分かり実用にも読物にも最適。あなたはいくつ知っていますか?
現在の記憶を持ったまま過去の自分に戻って人生をやりなおせる「リピート」。しかし「リピーター」たちが次々と殺されて…傑作ミステリー
当代きっての人気作家の「最も好きな自作」「最も好きな他人の作品」と書き下ろしエッセイを収録した超豪華アンソロジー第5弾!
人は性を介在させずに分かりあえるのか。女性が、家庭でも男でもなく同性の友人を求める切なさと、痛ましさを描いた“友情”小説