単行本

氷平線 桜木紫乃

1,466 (税込)
発売日2007年11月28日
商品情報
書名(カナ) ヒョウヘイセン
ページ数 224ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2007年11月30日
ISBN 978-4-16-326540-7
Cコード 0093
書店在庫
『氷平線』(桜木紫乃)
単行本

氷平線 桜木紫乃

1,466 (税込)
発売日2007年11月28日
商品情報
書名(カナ) ヒョウヘイセン
ページ数 224ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2007年11月30日
ISBN 978-4-16-326540-7
Cコード 0093

北の大地の性を描く、オール讀物新人賞作家のデビュー作品集

北の農村を覆う閉塞感と、虚無的で乾いたセックス……。現代に甦る『楢山節考』ともいうべきオール讀物新人賞作家のデビュー作品集

担当編集者より

オール讀物新人賞受賞の実力派が、満を持して刊行する第一作品集です。桜木作品の読みどころはふたつ。ひとつは、北海道の道東を舞台とし、普通の田舎町とは一味違う渇いた閉塞感を見事に描いていること。もうひとつは、北の大地の生活感あふれる性を描いていること。跡継ぎを作る重圧、ムラの男に身体を売って生活する女性、フィリピンから嫁として買われた少女、牧草の上での性行為など、『楢山節考』を髣髴させるような、陰々とした中にもある種の明るさと諦念が漂う北の大地の現実が活写されます。個性あふれるデビュー作。(II)

著者

桜木 紫乃

一九六五年、北海道生まれ。


二〇〇二年「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞、〇七年『氷平線』を刊行。一三年『ラブレス』で島清恋愛文学賞、同年『ホテルロヤル』で直木賞、二〇年『家族じまい』で中央公論文芸賞を受賞。『起 タミナル終点駅』『蛇行する月』『ブルス』『それを愛とは呼ばず』『砂上』『孤蝶の城』など著書多数。


近著に『ヒロイン』『彼女たち』(写真中川正子)がある。

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