作品
憲法と教育基本法の見直しが始まったが、その前に大事なことをお忘れでは? 健忘症日本に突きつける、こんな日本じゃ愛せない
戦中と占領下の苦難を知らずして、靖国参拝の是非を判断できるのか? 無知と偏向を排し、先人への敬意と明快な議論で靖国を語る
2000年までに返還される筈だった北方四島。交渉が幾度も頓挫してきたこの戦後未処理問題を明らかにすべく著者は現地に降り立った
“秋晴れや古稀とはいえど稀でなし”愛子会心の句を“この土手にのぼるべからず警視庁”なみと評す冬子。そこまで書くの? 辛口本音
二〇〇〇年迄に返還されるはずだった四島。遅々として進まぬこの戦後未処理問題を明らかにすべく著者は北方領土の地に降り立った
中国革命の父・孫文の第一後継者にして、蒋介石、毛沢東の先駆者・汪兆銘。信念ゆえに売国奴とされた文人政治家を描く傑作長篇
中国共産党と宿命的に対峙しながら台湾に奇跡の繁栄と民主化をもたらした台湾人総統、李登輝。夫妻の歴史を通して台湾の真実に迫る
運命のいたずらでインドネシアに残留し、独立戦争を戦った日本兵達。その戦後の苦難の歩みと二世達の現在の活躍を描く同時代ルポ
沖縄の離島で僻地医療に当たりながら、現地の少年に殺害された韓国人女医をはじめ、ハル・ライシャワー、緒方貞子など時代に挑戦した女たちを描くノンフィクション集。(楊貞子)
硫黄島で玉砕した日本兵の髑髏を、米兵がスーベニアとして本国に持ち帰っていた――兵士たちの魂を鎮めるため、占領国と粘り強く交渉を続けた元海軍大佐の戦後と、その“反骨”を描く。
自らの「老い」に苛立ちながらも、老境を楽しみ、喜ぶすべを見つける――人生の後半戦をゆうゆうと過ごす著者が説く「豊かな老後」
沖縄の離島で僻地医療に当たっていた韓国人女医が現地の少年に殺害された……時代に身を捧げた女達を描くノンフィクション中篇集
硫黄島で玉砕した兵士たちの魂を鎮めるため、敗戦後、僧侶となった海軍大佐がいた。占領国と粘り強く交渉を続けたその一生を描く
一九八九年現在、約千人の被爆者がアメリカで暮している。「原爆を投下した国」へ渡った彼らが、体に現れる放射能の後障害と闘い日米のはざまで生きた四十四年間の生活史。(伊藤千賀子)
(上を参照)
ユタ州ソルトレークで発行される「ユタ日報」の女社長は八十九歳。大正十一年に渡米し七十年間、自ら記事を書き活字を拾って日系一世のために新聞を作り続けた寺沢国子の生涯。(猿谷要)
池田勇人から竹下登まで、昭和を彩る八人の宰相夫人に取材して、華やかな表舞台の裏側に隠された選挙の苦労話や家庭でのくつろいだ姿を聞く。台所から見た本音の昭和史。(千葉英之)
栄養失調と極寒で多くの死者を出した直江津捕虜収容所。八人の部下が絞首刑になりながら、所長はなぜ生きのびたか。戦勝国が人道に対する罪を問う戦犯裁判とは何か。(石川チエコ)
現在アメリカには約一千人の被爆者が住んでいる。原爆を落とした国へ渡った人々が、日米のはざまで生きた四十四年間の生活を語る
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