作品
相次ぐ抗争で多くの志士の血が流れたが、竜馬の奔走によって大政奉還が実現、日本は救われる。維新政策には竜馬の精神が生きていた
関ケ原の戦いが変えた日本の運命、『竜馬がゆく』を執筆するに到るいきさつ等々全集第一期の月報を基にまとめられた談話集
「民を愛せぬ守護地頭など、滅びるがいい」徒手空拳、伊豆・相模を我が手に収め、戦国時代の先駆けとなった北条早雲の鮮烈な生涯
幕末の激動期、類のない苛烈な軍事集団「新選組」を作り上げて世を震撼させ、幕府に殉じて壮絶な生涯を生きぬいた土方歳三を描く
青春小説の名作が読みやすくなって再登場。前半は、奥手だった幼年期から、剣術修行、脱藩、勝海舟との出会いと海軍塾設立までを描く
少年の頃から憧れていた西域に同行した両氏が、東洋の古い歴史について、民族について、その運命について語り尽くした対談集
すぐれた行動力と明晰な頭脳を持ち、敵味方から怖れと期待を一身に集めながら、ついに自ら幕府を葬り去らなければならなかった最後の将軍徳川慶喜の悲劇の一生。(向井敏)
「家康以来の傑物」と世評高い慶喜が、風雲急を告げる幕末の瀬戸際に打った大きな賭け「大政奉還」の思わぬ結果と悲痛な破綻を描く
昭和前期、日本を滅亡の淵にまで追い込んだ軍部の暴走の影には、「統帥権」という魔物がいた。歴史から日本の本質を探る畢生の評論
このエッセイは月刊文藝春秋の巻頭に十年間書かれ、一二一回で著者は逝かれた。日本の未来へ警鐘を鳴らし続けた司馬氏の白鳥の歌
山本七平、大江健三郎、安岡章太郎、丸谷才一、永井路子、立花隆、西澤潤一、A・デーケンといった各界の錚々たる人びとと文化、教育、戦争、歴史等々を語りあう奥深い内容の対談集。
さまざまな角度から歴史における日本文化の特殊性を分析し、考察して、普遍性への道を探る大好評の司馬史観のエッセンスの集大成
あらゆる意味で曲り角にきた日本。この国の本質は一体何なのか。無類の歴史通がさまざまな事例をあげて説いた示唆に富んだ日本人論
日本人の本質は何か、日本の歴史、社会を作り上げている根源は何かについて歴史文学の巨匠がエッセンスを詰め込んだ刮目のエッセイ
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