作品
二十代の頃、歴史小説を侮蔑していた――。いかにして現代を代表する歴史作家への道が拓けたのか。創作への思いが見えるエッセイ集。
後漢、曹操の祖父の時代に原点を求めた新しい三国志はついに蜀の滅亡へ。迫る魏軍に劉禅は降伏を決意し、三国時代はこの日畢った――
月刊誌「文藝春秋」に連載され、その緻密さと迫力で大反響を呼んだ宮城谷版「三国志」が、ついに合本となって登場!
少年の名は「望」、のちに商王朝を廃墟にみちびいた男――。中国古代にあって不滅の光芒を放つこの人物を描きだす歴史叙事詩の傑作!
古代中国史の中で、この男ほど謎と伝説に彩られた武人はいない。遊牧民の子が、苛烈な試練をへて、商王朝を覆滅する雄渾な歴史叙事詩
争いを好まず、詐術とは無縁のまま乱世を生き抜いた小国の宰相、華元。大国晋と楚の和睦を実現に導いた男の奇跡の生涯を描く名作
老年の孫権はもはや英明な君主ではない。諫言を呈する臣下をみな誅殺し呉を弱めた。魏では曹爽一派を族滅し司馬氏が権力を握る。
劉備は孫権より荊州を譲り受ける。曹操は関中に兵をすすめる。熾烈な戦いに勝ち、天の志を得て曹操が魏王となる怒濤の第7巻
魏王・曹操死す。孫権の兵に討たれ斃れる関羽。復讐を誓う劉備は呉を攻めるが自らも病の床に。壮大な叙事詩、いよいよ佳境へ
「出師の表」を書き魏討伐の軍を発した孔明。しかし馬謖の失敗で惨敗、孔明は目をかけていた馬謖を誅す。激動の第9巻!
諸葛亮亡き後、魏延と楊儀が対立。蜀は衰退を始める。魏でも皇帝・曹叡が急死し政権運営を巡って混乱が起こる。時代は新たな局面へ。
腐敗した後漢王朝で専横を尽した董卓が殺され、黄巾の乱も鎮圧されたが、袁術ら奸臣は後を絶たない。曹操も汚辱に沈む父と決別する
天子を奉じた曹操が袁紹と激突、「官渡の戦い」で覇権は定まるか。諸葛孔明を得た劉備も曹操を攻める。いよいよクライマックスへ
現代日本の『三国志』決定版がついに文庫に。物語は曹操の祖父の時代に始まり、後漢の混迷と衰退をたどって、黄巾の乱までを描く
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