作品
去年今年貫く棒のごときもの、の名吟をはじめ全例句に的確な鑑賞評釈をつけた初めての歳時記。本書にて全四巻完結。季語総索引付
日本の風土に存在する季節感。そのあふれんばかりの宝庫として数多くの名句・秀句が分類収録されています。本書はその秋の部です
本巻は夏の部。自然界は活気づき作句の素材も豊富。先人の名作俳句の数々に、真の季節感、句境の見事さを最高権威が充分なる解説
俳句の魅力を生涯にわたって説き続けた歳時記研究の第一人者による名作俳句の鑑賞評釈を集成。俳句初心者にうれしい座右の書!
「万葉集」誕生から千二百年余。時を超えて詠み継がれてきた和歌の歴史を貴重な絵画図版とともにたどり、あまたの歌に脈々と流れる日本人のうたごころ、その美意識を探る。
広く日本の季節的な風土現象を知り、そこに繰り広げられる人間の生活史をたずねる。吟行に、また句作せぬ人にもたのしい風物百科
新年の部を独立させたのは、都会地は新暦、農村では旧正月をやっていることから、新年行事が冬・春の部に入れても不合理な事が起るからだ。節気表・忌日表・歳時記論・季題表・総索引をも収めた
冬は立冬から立春の前日まで。地方によって、陽暦や陰暦で行なわれている行事は、生活の上での季感の滲透度の深さと、伝統的に担っている行事の意味とを考えて、いちばん適当と思われる部に入れた
秋は立秋から立冬の前日まで。季節と年時とは正確に一致するわけではない。例えば「メーデー」が五月「文化の日」が十一月の行事であるのに晩春、晩秋に分類されるのは立夏・立冬以前の行事の為
夏は立夏から立秋の前日まで。本書では、例えば「メーデー」と八十八夜とは、ともに晩春の季語となる。従来の、前者を夏とし、後者を春とするが如き愚かしい分類を排した。但し「子供の日」は夏
日本民族の長い心の歴史の上に築き上げられた美的秩序の世界、擬制的な約束の世界に遊び、日本の風物習俗や生活全般を知るに最適。自然の季節的現象を人為的に変改しつつある今日、促成栽培の野菜や果物が四季を問わず食膳に上ることを否定はすまい。だが、ホウレンソウは自然の状態では春のものである。
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