作品
文壇、芸能・スポーツ界から学界、政界にいたる古今東西の人物エピソードを精選し、各挿話を小さな芝居と感じさせる鮮やかな語り口で描き、“ちょっといい”ブームをおこした逸話集。
江戸川乱歩、徳川夢声、三島由紀夫、有吉佐和子など親しかった人たちの素顔と個性を知られざるエピソードや新事実で浮き彫りにした“ちょっといい”昭和人物小伝集。(矢野誠一)
「ぜいたく自身が人徳になっている人たちが、私にすがすがしい余韻を残してくれた。物質的な奢りよりも、精神的な完璧を求めてやまないのが至上のぜいたくだ」。一級の人物論二十三篇。
真の知性とエスプリ、「みんないい人」という人間愛の持ち主である著者ならではの逸話集。面白くて教養も身につくと好評のシリーズも本巻が最終篇。後半は単行本未収録。(渡辺保)
若い歌舞伎俳優が娘と恋仲になって結婚を申し込んだが、娘の祖父母が許さない――。名歌舞伎役者にして名探偵の中村雅楽がみせる、粋で優雅で人情味あふれる名裁き。表題作他十一篇。
こんな友がいたから、昭和は楽しかった。江戸川乱歩、寺山修司、古川緑波ら小説家、学者、演劇人三十四人の、昭和を彩った人びと
吉田茂、大倉喜七郎、内田百間、五代目歌右衛門ら政財界人、文人、役者二十三人。軽妙清雅な筆で記す、真実“ぜいたくな人たち”
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