作品
芥川龍之介、開高健から小川洋子、村上春樹まで——「人生におけるあらゆる選択」をテーマに沢木耕太郎が選ぶ濃密な13の短篇
アマゾンの奥地で遭遇したピンクのイルカとひとつの墜落事故。ただそこにあるだけの「死」と向かいあったブラジルでの旅の顛末
安保闘争の終わった物憂い倦怠感の中、日本を真っ赤に燃え立たせる次のテーマ「所得倍増」をみつけた3人の敗者たちのドラマ
17歳のテロリストは舞台へ駆け上がり、その冷たい刃を青ざめた顔の老政治家にむけた。とぎすまされたノンフィクションの最高傑作!
F1グランプリ、オリンピック、世界陸上、そしてサッカー・ワールドカップ……「最高の瞬間」を追い求めた観戦記。シリーズ最終巻
インドからイギリスまで、乗り合いバスで行く——。そう思い立った26歳の著者は、仕事をすべて投げ出して、二万キロの旅に出た!
安保にゆれる「政治の季節」を生きた右翼少年と老政治家、そして三人の「敗者」たち。「テロルの決算」と未刊行長篇「危機の宰相」の二篇
ライフ誌を中心とした華々しい活躍、秘話=イングリッド・バーグマンとの恋、そして取材中の死という、劇的な終局にいたる後半生
戦争写真家として名声を博したキャパは世界の戦場でシャッターを切り続ける。その束の間、彼は多くの女性を愛し、そして愛された
あなたにとって私とは何だったのか。私にとってあなたはすべてであったけれど。無頼の作家の妻の一人称で綴る『火宅の人』の実像
冒険家であり、勇気の人であった報道写真家の伝説に満ちた生涯を丹念に辿り、ブダペストでの青春からスペイン戦争従軍までを描く
リングという海に、「いつか」を待ちつづけた一人の男。彼との交流を綴る「クレイになれなかった男」「一瞬の夏」「リア」の三篇
『深夜特急』以前の旅からその後の最近の旅まで、芳醇なテイストと魅力に溢れた紀行傑作十篇。単行本未収録の「雨のハノイ」が入る
処女作「防人のブルース」から童話風作品「ハチヤさんの旅」まで。市井の人々や事件当事者の息遣いと心の襞を捉えた社会もの傑作11篇
著者25歳の時の初作品集『若き実力者たち』所蔵作品群から近作まで人物モノの傑作18篇。各作品に自筆解説、巻末書下ろし連載付き
単行本未収録の傑作「儀式」「砂漠の十字架」を含むスポーツ作品の精髄12篇を一冊に。作品毎に自筆の解説付き。巻末で書下しを連載
窓の外の熱帯雨林がぐんぐん近づいてくる。どうやらこの飛行機は墜ちるらしい――。九死に一生を得たブラジルでの墜落事故の顛末
ただの象は空を飛ばないが、四千二百五十七頭の象は空を飛ぶかもしれない……。「方法」と真摯に格闘しながら書き、旅に暮す日々
インタヴューの要諦とは、相手の言葉の湖に水路をつなげることなのだ……。人と会い、映画をスポーツを見る日々の心の震えを語る
私の体には、空を見上げている象が一頭、棲みつくようになっている……。異国を歩き、書物を読む日常からうまれた珠玉の文章群
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