作品
自分がつくろうとしていた王国の「王」が自分ではないことに突如気付いた朧。真の王たるものは、誰か? 「王国記」シリーズ最新作
人を殺し、育った修道院に舞い戻った青年・朧は、修道女を犯し、暴力の衝動に身を任せる。世紀末の虚無の中、「神の子」は暴走する
身を隠していた施設をアスピラントの教子と逃げ出した朧。たどり着いた長崎で、深く感応しあう二人…。「王国記」シリーズの傑作続篇
殺人を犯し、カトリック系の救護院に逃げ戻った朧。性と暴力の衝動のなか、朧は“神”を考え続ける。『ゲルマニウムの夜』の傑作続篇
伝統の私小説に新風を吹き込む意欲作、想像力の限りを尽くした実験作が目白押しの第十八巻。第百十七回から第百二十二回の六作収録
改造バイクで暴走するジョーは、麻薬漬けの知人を救出するため狂信者集団に潜入する。性と麻薬と宗教を描いた長篇ハードボイルド
次郎、十七歳。吉祥寺でギターを習う他は毎日退屈…だった筈が、音楽講師に誘われ、性を体験して世界が変わる。愛しき少年の日々
「私の故郷、五島を見ませんか」と教子は誘う。旅の先々で朧が垣間みせる殺人者の横顔。そして教子が確信する二人の関係の果ては
単車で転んで彼女にケガさせた。でも彼女の白い肌もBMWも同じ位愛しくて。若さの凶暴な情熱と一抹の虚しさを描く青春小説集
殺人の時効まで修道院に身を隠すつもりの朧だが、修道女が自分の子供を宿したことを知らされる。芥川賞『ゲルマニウムの夜』続編
人を殺し、修道院兼教護院に逃げ戻った青年・朧。冒涜の限りを尽くすことこそ、現代では神に最も近く在る道なのか。戦慄の問題作
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