作品
日々移ろう中、細かく揺れ動く心の羅針盤。行方定まらぬ今だからこそ、不動の中心を見つめたい、そんな思いを込めた随想九十九篇
移りゆく時代、変る世相人情……もっと住みよい、心のかよう世の中になるようにと願いをこめて贈る九十九の感想と提言。時事問題から囲碁・パチンコまで、幅広い話題のエッセイ集。
小説界の第一人者もかつては落ちこぼれだった。落第、浪人、家出、文学熱中……何をしてもズレてしまう少年の、自分探しジグザグ物語。全国の落第生諸君にエール!(さくらももこ)
信長をまつりあげるだけが能じゃない。いずれおとらぬ信長通が丁々発止の大論戦。現代に信長を蘇らせる、最もコンパクトな入門本
医療、福祉、宗教……様々な社会問題に、類いまれな好奇心と本質を見抜く作家の洞察力でせまり、果敢に発言したあの日この日。’50年代から’80年代までの時事エッセイ集。(廣石廉二)
時の滴りは、時の成熟。折にふれ綴られたよしなし事は、醗酵して芳醇な言葉の酒と化す。具体的な生活提言をふくむエッセイ九十九篇
林真理子、さくらももこ、楠田枝里子、今をときめく人々と交すユーモアの火花。時代のフロントロウへ挑む果敢なフィールドワーク
輪廻転生、幽体離脱など、人間の神秘を描く珠玉の短篇集。「その夜のコニヤック」「その一言」「女優モニック」「幼児プレイ」「どこかで、見た、風景」他八篇収録。(カール・ベッカー)
移りゆく時代、変る世相人情……もっと住みよく、心のかよう世の中となるようにと、願いをこめた九十九の感想と提案。時事随想集
夫の非道の行為を思うとき、モーツァルトの曲が響き、快感が身を貫く……。心の深層を描く傑作短篇。「ピアノ協奏曲二十一番」「人生」「奇蹟」「執念」「箱」他五篇収録。(鈴木秀子)
人の心の未知の部分の大きさと深さ、そして生命の不思議を謙虚に受けとめる著者がやさしく語る人間への考察。また恩師、先輩たちの面影を懐しくつづる回想記など。(解説・河合隼雄)
死の沈黙がこもる防空壕にひろがる芳香。その一滴をふくむ至福のとき。輪廻転生、幽体離脱など、世にも不思議な十三の怖い物語集
秋の暮糞する犬の顔哀し(狐狸庵)などと気取ってみても、やじうま気質はなくなりません。時に真面目に、時に意地悪く、さまよう男の“人生旅日記”全五十九帖。(金田浩一呂)
人の心の未知の部分の大きさと深さ、そして生命の不思議を、謙虚に受けとめる著者が、やさしく語りかける興趣つきない人間の考察
芥川賞は遂に社会的な存在となった。五味、松本、安岡、吉行、小島、庄野、遠藤、石原、近藤、菊村、開高、大江と絢爛たる偉容を誇る現代日本文学の主流派作家群
五十余歳にしてダンス、英会話に励み、〈フランス文化と糞尿の関係〉につきウンチクの尽きることなく、愚行・悪戯の所業おさまることもない狐狸庵山人の素ッ裸日記。(解説・遠藤龍之介)
狐狸庵先生が週刊誌の身上相談を担当したら、どんな回答をするか? 大胆に浮気する法、英語でガイドする法、癌ノイローゼをどうするか、など珍無類の秘法を授ける。(秋野卓美)
「おもしろそうだ!」と思ったら、さっそく出かけてゆく。お化けバーからホストクラブ、大根役者のシェークスピア芝居などなど、一読三笑、抱腹絶倒の楽しい読物。(北杜夫)
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