作品
将軍家光の異母弟として悲運の生をうけながら、忠勤と民への慈愛身をつくした、この稀有なる会津藩主の歩んだ清洌な生涯を辿る
飯盛山で集団自決を遂げたのは白虎隊の一部に過ぎない。残りの多くの隊士たちは戊辰戦争を、そして「戦後」の明治をどう戦ったのか
三島由紀夫と死をともにした森田必勝のみじかく烈しい生涯をつぶさにたどり、その青春彷徨、懊悩、真情を見事に叙した異色作品!
秀忠の庶子として悲運の生をうけながら足るを知り、傲ることなくきよらかにこの世に身を処した会津藩主の全生涯。力作一千枚
幕末、将軍親衛職として登場し、大政奉還後も時流に抗し続けた剣客集団「遊撃隊」。大名でありながら徳川家再興のため戦乱に身を投じた林昌之助など、三人の武士の壮絶な生。(山内昌之)
大正初め、徳島のドイツ人俘虜収容所で例のない寛容な処遇がなされ、日本人市民と俘虜との交歓が実現した。所長こそサムライと称えられた会津人の生涯を描く直木賞受賞作。(山内昌之)
保科正之の清らかにして驕らぬ無私の精神がいま指導者に求められるものとして見直されている。“知足”を旨とした暮し方、武士の信念と潔さを検証し、それを継ぐ会津の末裔たちを描く。
明治十三年、北多摩の一村落で時代錯誤の仇討事件がおきる。忠孝の美談か一殺人事件か、時代にとりのこされる美風の運命を描く
明治四年、阿波徳島藩。歴史の軋みの中で窮死した一儒者の悲劇を描く表題作はじめ、闇に埋れた無名志士を掘り起こす短篇秀作集!
古代の英雄から戦国・幕末の武士、そして近現代の軍人まで、歴史にその名を刻み、時代を担った者たちの野望と挫折、そして生と死を、膨大な資料にあたり、確かな史眼で描いた史伝集。
大正初め徳島のドイツ人俘虜収容所では例のない寛容な処遇がなされた。所長こそサムライと称えられた会津人の生涯。直木賞受賞作
幕末、将軍親衛職として登場した「遊撃隊」。時勢に逆行しつつ佐幕一筋に生きた三人の人物を動乱のなかに活写する異色の歴史小説!
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