作品
三国志時代を中心に、中国の歴史と文化を漢詩のなかに読み解きつつ、各史跡を訪ね、風景のなかに英雄たちの残影を追い求める旅
マリリン・モンローの死は衝撃的な出来事であった。「逆転」で大宅賞を受賞した著者が、その検屍を担当したトーマス野口博士にインタビューして謎の部分にせまる。(古賀正義)
昭和三年広島で起きた養母殺し、四十九年千葉で起きた両親殺しなど、いまだに未解決な難事件に携わった弁護士たちがいかに闘ったかを描く法廷ノンフィクション。(庭山英雄)
「十八史略」「史記」「三国志」唐宋詩など、中国の書物のゆかりの地を歩き、古典の面白さ、中国の歴史の奥深さを語る異色旅行記
“私がいちばん愛したあなたが死んで私のものになりました”昭和十一年、男性の下腹部を切りとるという、世間を騒然とさせた猟奇事件の主人公阿部定の肉声。(古川薫)
昭和四十五年沖縄コザ市で深夜、反米騒動が起こった。アメリカの人種軽視、米兵犯罪の続発に市民の感情は怒り猛った。平成七年の少女暴行事件にも言及した「炎上」改訂版。(横田球生)
人間として生まれてきた以上、誰も楽しい日々と人生を歩んでほしい。漢詩、英詩を引用しながら、男の生きがいを追求したエッセイ
昭和四十二年茨城県布川で六十二歳の老人が殺害され、容疑者二人が逮捕された。無罪を主張したが無期懲役刑。冤罪事件の背景を描く
(えん)罪事件が頻繁に起こるのはなぜか? 誤判にかかわった裁判官、検察官、警察官の責任を追及し、日本の司法制度の問題点を鋭く衝いた、法曹界でも注目の書。(高野隆)
被害者や目撃証人の証言だけで犯人と断定され、有罪を宣告される事件が頻発するのはなぜか。冤罪事件を追及する力作ドキュメント
一九六四年、沖縄で米海兵隊員が殺され、四人の沖縄青年が逮捕された。事件の裁判に陪審員としてかかわった著者が米支配下の裁判の矛盾を追及した大宅賞受賞作。(後藤昌次郎)
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。