作品
多額の負債をかかえ、経営難にあえいでいた開業医が死体で発見された。どうみても自殺だが、はたして……。本格ミステリーを三作
空中ロープウェイで展開される戦慄のラストシーンが圧巻の表題作ほか、「闇よ、やさしく」「ダイイング・メッセージ」「燃えがらの証」「回転扉がうごく」を収録する。(森村誠一)
一九九三年から約三年間、激しい腰痛のため、死まで考えた作家の衝撃の闘病記。奇跡的に完治したその後の生活体験記を付け加える
笹沢左保、夏樹静子、森村誠一が佐賀を舞台に描く三人三様の傑作ミステリー。同作家による、佐賀を描いた『炎の博覧会』の第二弾
熱海にゆかりのある三人の作家が当地を舞台に描いたミステリー中篇。それぞれが熱海の名所旧跡、人情、風物に触れた異色推理小説
外科病院の院長が自宅の居間で死んでいた。ブランデー・ボトルとグラスに青酸が混入されていたから、自殺の見方が有力になった…
資産家老女の架空名義の預金一億円を横領した男女銀行員の心理を巧みに描く表題作ほか、「黒髪の焦点」「鰻の怪」「輸血のゆくえ」「深夜の偶然」の四篇を収める。(大村彦次郎)
平成五年から三年間、著者は原因不明の激しい腰痛と異様な症状や障害に苛まれた。あらゆる治療に挑戦し、ある日、奇跡的に治った
作家デビュー25周年を記念して全短篇から選んだベスト12篇。「死ぬより辛い」「特急夕月」「一億円は安すぎる」「逃亡者」「足の裏」「凍え」「二つの真実」「懸賞」「カビ」など収録。
笹沢左保、夏樹静子、森村誠一が佐賀県を舞台に長年つれ添った夫婦に訪れた危機感、確執から殺人に至るまでを描く傑作ミステリー
“ああ、私も女優になりたい!”夫も愛児も故郷津和野も棄てて、松井須磨子亡きあとの新劇界で十年間華々しく活躍し、そして忽然と逝った伝説の大女優の人生を描く。(尾崎秀樹)
資産家の老女の架空名義の銀行預金を横領した銀行員と愛人の女子行員の愛の微妙な動揺が悲しい結末になる表題作など最新傑作推理
作家デビューから二十五年、日本のアガサ・クリスティといわれ、ミステリー界の旗手として活躍してきた著者の短篇から選んだ12篇
ロンドンに赴任した貿易会社の重役倉内優二は「嵐が丘」のヒロインに似た陶磁器会社の女性オーナー・マリアンヌに恋するが、そのころ、彼女の周辺で殺人事件が起こった。(伊藤正孝)
(上を参照)
不動産投資ブームに沸くハワイ。ホノルルの教会を買収した不動産会社社長が他殺体で発見された。不動産ツアーの一行がこの事件に巻きこまれる社会派ミステリー。(古川薫)
“ああ、私も女優になりたい!”夫も愛児も故郷も捨て、松井須磨子亡きあとの新劇界で華々しく活躍し、忽然と逝った伝説の大女優
重役夫人殺しの容疑者は某国大使館員。外交特権を利用した犯罪を描く表題作ほか、「艶やかな声」「カビ」「俯く女」「宅配便の女」の四篇の秀作短篇集。(伊藤正孝)
交通事故と青酸カリ中毒死で夫を失った二人の女を繋ぐ糸は何か。表題作の他「殺さないで」「ハプニング殺人事件」「愛さずにはいられない」「逡巡創」の五篇の短篇集。(宮部みゆき)
高級サウナの洗身メイトとして働く北村恵に、七十億の資産を持つ老社長の相庭宇吉郎が養女にしたいと迫る。サクセス・ストーリーの裏に隠された罠と野望を描く長篇推理。(赤江瀑)
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