作品
速く泳げる水泳手袋、無電池式電話、人造温泉、爆発しない釜など、昭和戦前の非常時が生んだ世界的大発明や迷広告の数数。三行広告で異彩を放つカフェ處女林の面白コピーも圧巻。
百人のうち九十八人が全快する肺病薬、婦人用サルマタ、悪筆矯正器……。大正モダニズムのもと、広告に登場する嘘もぐんとオシャレに、女っぽくなってくる。大正広告風俗年表も収録!
臭気を止める便所用紙、千円の保証付き毛生薬、日本製ダイナマイトなど、嘘つき精神に充ちあふれた明治時代の広告を満載。宮武外骨が『滑稽新聞』で作った過激な面白広告も特別収録。
健脳バンド、小男必携伸長器、ワキガ止め、包茎安全自療器、不死薬、立身案内……広告が広告として最強のパワーを発揮していた戦前の“傑作広告”を、天野祐吉が選出、解説する。
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。