作品
九州天草で知り合った元「からゆきさん」の話をもとに近代日本の底辺を生きた女性たちを描く古典的ノンフィクション。読みやすい新装版
近代日本の底辺に生きた海外売春婦“からゆきさん”をたずね、その胸底深く秘めた異国での体験と心の複雑なひだとを聞き出す。“底辺女性史”の試みに体当りした大宅賞受賞作品。
激動の時代を、愛に仕事に逞しく生きた女たちを、本人あるいは身近な人々が綴る感動の記録。美智子さまの時代から樺美智子、李香蘭、黒柳徹子、俵万智、吉本ばななまで四十八名登場。
(上を参照)
「ひとつの…」「一枚の…」など〈一〉に関する様々な事柄を取り上げ、世界の中の女、日本における女の問題を鋭く衝くエッセイ集
凍土に遺棄された残留孤児七人の数奇な人生の軌跡を中国東北地方に現地取材し、さらに帰国後彼らの身の上に巻き起るさまざまな困難を浮彫りにして、〈孤児問題〉の核心を衝く意欲作。
愛に仕事に激しく情熱的に生きた女性。美智子さまの時代から樺美智子、李香蘭、小野洋子、黒柳徹子、俵万智、吉本ばなな他四十八名
太平洋戦争直前に遭難、行方不明となった海軍の伊号第六十七潜水艦。艦長の長女である著者が沈没の真相をさぐり、乗組員の母・妻・子供の波瀾の人生ドラマを痛恨の涙とともに綴る。
心ならずも身を沈めたアメリカの娼館街から出発して、第一級の女性運動家、評論家として女性解放思想史上に大きな足跡を印した山田わかの数奇な運命、感動の生涯を描く。(尾崎秀樹)
「サンダカン八番娼館」が契機となって発見されたからゆきさんの墓をたずね、日本のアジア侵略の“肉体資本”であった女性の実態を目で見た紀行。「サンダカン拾遺」を併録。
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