作品
味と良心が嬉しい空港の店、子沢山夫婦の幸福、iPodで聴く落語、恩人の死で知る大人の心。人気時代小説家の人情と気風が光る
土佐のあらくれ漁師も、江戸の豪商も、それぞれの思いを胸に一生一度のお伊勢参りへ旅立つ。御師が結ぶ不思議な縁と希望の物語
祝言が決まってから、急に冷たくなった父を気に病む娘。父子の絆を、ほかげ橋の夕景を背景に切り取った表題作など、傑作時代短篇集
取材に講演旅行、カミさんとの爆笑の掛け合い、やんちゃな息子たちが巻き起こす事件と成長。週刊文春人気連載エッセイの第2弾
深川、千駄木、湯島……高知から上京した少年を、時代小説家・山本一力に育て上げた街、東京の懐かしい風景を辿るフォトエッセイ
池波フリークを自認する山本一力氏が、大好きな「鬼平犯科帳」の中から6篇を選び、特別エッセイと、講演録を加えたファン垂涎の書
銀座界隈から下町さらには京都や故郷の高知まで、人生を豊かにしてくれた美味い店を、滋味溢れるエッセイで綴った一力流美食入門
自他ともに認める時代小説好きの3人が「はじめて時代小説にめざめた一作」「いろいろ読んできて、現在、最高と思う作品」を厳選
「炎の方が逃げる」と言われた江戸深川の火消し頭。おのれの命とひきかえに町を守った父と、跡を継いで奮闘する息子の熱い魂の物語
証文買いの稲妻屋弦蔵に、騙りにはまった札差・和泉屋が泣きついた。鬼吉以下稲妻屋の五人衆といなさの天九郎一味の激闘が始まる
黒船の発見に功あったくじら組に幕府から召し出しの話が舞い込むが、その前に仲間を屠(ほふ)った巨大くじらを仕留めよとの藩命が下った
当代随一の“義理と人情”の時代小説家、山本一力が渾身の筆をふるった「清水の次郎長」伝。森の石松、大政、小政らが躍動する!
最強のダイエット、道中疲れを治す秘伝、贈り物の極意……。21世紀の江戸に暮らす山本一家は今日も大騒ぎ。爆笑日常エッセイ
棄捐(きえん)令による大不況にもびくともしない伊勢屋。その足を掬おうと姦計を巡らす井筒屋を茶席に招いた真意は何か? 表題作など7篇
不況の風が吹き荒れる江戸で、公儀にそむく陰謀が……。喜八郎の活躍と、江戸屋の女将秀弥との不器用な恋の行方は? 傑作時代小説
土佐の荒くれ鯨漁師や江戸の大商人、そして火消し六十四組の人足たちがそれぞれの思いを胸に、御師に導かれて伊勢参りに旅立つ
やんちゃな息子たちに振り回される日常から、お気に入りの食べ物や映画、歌、そして忘れられない人たち。珠玉の泣き笑いエッセイ
深川の料亭『江戸屋』の娘・玉枝は、女将である母・秀弥や周囲の人々の温かく時には厳しい目に見守られながら立派に成長していく
弱いものにはやさしく――一力作品の根底に流れる温かい視点から見た日常。家族とともに生きる幸せを再認識させられる最新エッセイ集
3度目の結婚、多額の負債、作家を夢見ての貧乏暮らしを支えてくれたのは、いつも「家族」だった……人気作家が語る告白的家族論
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