作品
日本型組織と西欧型組織とはどう違うのか?指導力なき指導者の時代をいちはやく予言した筆者の二十一世紀リーダー学のすすめ
崩壊した秩序を立て直し法治の世にする。この難事を為しとげた男。「神君」でも「狸オヤジ」でもない「政治家」家康の真面目を描く力作
「守成の時代」、組織を活性化するために、トップはいかにあるべきか。古来の“リーダー学”の教科書「貞観政要」に新しい光をあてる
「日本の常識は世界の非常識」とならないよう、国際情勢から時代風潮まで、さまざまな問題に、自由で痛快なメスをいれたエッセイ集
日本の現代史は常に「その場の空気」という怪物に支配されてきた。この超論理的存在のメカニズムを徹底解明した「山本日本学」の頂点
生と死が慌しく交錯する戦場から持ち帰った問いは唯一つ――日本とは、日本人とは何か?たじろがぬ精神で日本を見つめ直した人
日本軍は物量に負けたのではない!? バンザイ突撃もカミカゼもその精神構造に於て敗北していた。精神分析学者と歴史学者が近代以降の日本人の病理を摘出、治療法を考える。(小室直樹)
平成ニッポンの常識からすれば、いかにも非常識――だが、そうした発想こそが真実を発見できる。“指導力なき指導者の時代”をいちはやく予言した著者の「脱・常識のすすめ」決定版。
根拠のない前提が「常識」になると、常識に従って行動しているつもりが怖るべき非常識になる。戦争、政治、時代の読み方――現代日本が陥った常識のウソを鋭く衝いた山本学の好著。
聖書の舞台は意外と狭い。しかしそこにこめられた歴史は私たちを圧倒する。古都の宮殿跡、荒野の廃址丘、オアシスの聚落――聖書に登場する場所を訪ね人間の歴史を考える巡礼の記。
平和な“守成の時代”における組織の活性化やリーダーのあるべき条件など、ビジネスマンにとって喫緊の問題を、埋もれたリーダー学の教科書・貞観政要に基づいて教示。(深田祐介)
明治以降の日本政治を牛耳ってきた「派閥」。このあまりに日本的な集団の成立と性格と問題点を、明治の星亨と昭和の田中角栄という“金権政治家”を分析することにより解明する。
日本人を条理に合う人間と合わない人間とに峻別すべきことを、自らの異常体験をもとに緻密に証明する表題作のほか、「軍隊語で語る平和論」「マッカーサーの戦争観」などを収録。
日本の戦前・戦後を通じていえることは「権威は消えたが常識は残った」である。常識つまり生活の行動規範とそれを基とした事象への判断を取り上げ、国際化時代の考え方を説く。
「帝国陸軍」とは何だったのか。すべてが規則ずくめで大官僚機構ともいえる日本軍隊を、北部ルソンで野砲連隊本部の少尉として惨烈な体験をした著者が、徹底的に分析追求した力作。
日本人は無宗教でも、無規範ではない。それが“宗教=規範”の世界から理解されないのはどうしてか。日本人の原理と説得力の問題を「あたりまえ」という観点から考察する。
韓国出身の将軍はなぜ死刑に処せられたか。比島における戦犯法廷の記録をもとに真実を追求し、日・米・韓の国民性を比較考察する
現代の日本では“空気”は絶対権威のような力をふるっている。論理や主張を超えて人々を拘束するこの怪物の正体を解明し、日本人に独特の伝統的発想と心的秩序を探る。(日下公人)
自己の軍隊体験をもとに日本軍についての誤解や偏見をただし、さまざまな“戦争伝説”“軍隊伝説”をくつがえした名著。鋭い観察眼と抜群の推理力による冷静な分析が光る。
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