作品
生と死が激しく交錯する戦場でいったい何が起きていたのか。日本とは、日本人とは何か。戦争伝説の仮面を剝ぎ取った稀有な一冊。
「百人斬り競争」「日本刀神話」が戦後も事実として語り継がれるのはなぜか。自らの軍隊体験をもとにそれらの誤解や偏見を喝破する。
誰でもないのに誰よりも強い「空気」。これは「忖度」そのものだ。発表から四十年を経て、今こそ読まれるべき日本人論の名著。
小林秀雄はなぜこれほど社会に衝撃を与えたのか? 過去を語ることによって未来を創出したからだ。日本最高の批評家の秘密に迫る。
「常識」つまり生活の行動規範とそれを基とした事象への判断を取り上げ、国際化時代の考え方を説く。今こそ現代人が読むべき啓蒙書。
責任をとらない日本の体質。その根っこには何がある? 歴史学者と精神分析学者。二人の権威が「日本病」について語った白熱対談。
二〇世紀聖書学の飛躍的な成果を踏まえ、日本人には縁遠い「旧約」の世界も含め、聖書の全体の見取り図を明快に示す最高の聖書入門。
聖書は誤解されている、特に日本人に——聖書学専門の出版店主だった著者が“永遠のベストセラー”をさまざまな角度から解説する
三代目のクリスチャンをして「日本学」の探求に赴かせたものは?声高に語ることのなかった一人の思想家が自らの歩みと時代を綴る
「日本人は安全と水を無料だと思っている」――ベンダサンの警告は今なお新しい。「日本人とアメリカ人」「日本人と中国人」を併録
神儒仏を批判しキリスト教を宣教した不干斎ハビヤンは、のちにキリスト教をも捨てる。彼が真に信じのは? 日本教の世界とは?
戦前の日本を呪縛した「尊皇思想」は、徳川幕末の正統性を証明する手続きから生じた。日本思想史の逆説のドラマを描く稀有の論考
日本人は何を受けいれ、何を排除してこの国を創りあげてきたのか。「勤勉の哲学」「受容と排除の軌跡」と単行本未収録作品を収録
江戸時代二百六十年の社会的精神的成熟が近代化の成功をもたらした。その思想の核となった鈴木正三、石田梅岩の独創的発想と影響
民主主義は内から腐る。それを防ぐ内的規範をどこに求めればいいのか。人間智の宝庫である「論語」を再編集し、新しい光をあてる
ルソン島での苛烈な戦闘、敗走、そして捕虜生活。自らの「異常体験」をもとに、帝国陸軍に代表される日本型組織の思考法を追及する
フィリピンにおける戦犯裁判で処刑された韓国人の陸軍中将がいた。彼はなぜ弁明しなかったのか?忠誠心とは何かを問う感動の書
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