作品
大規模林道、長良川河口堰、道路公団、理念なき財政投融資のからくり……。日本を蝕む官僚システムの暗部に徹底現場取材で鋭く迫る
オウム、TBS、犯罪報道と人権など、最新の重要事件を通してメディアの姿勢を問う。――週刊文春連載より厳選した原稿を収録
『仮面の告白』に描かれた“祖父の疑獄事件”とは何か? 三島の家系と作品の関連を明らかにし、近代以降日本人が求めた理想を追う
週刊文春連載シリーズ第三弾。テレ朝報道局長の国会喚問、コメ不足騒動、天皇訪米などの事件を、背後の歴史をふまえて再評価する
激増する交通事故の裏に隠された意外な真相を、徹底した現場検証で明らかにする、現代のシャーロック・ホームズS氏とその哲学
楽天的な国際主義と日本回帰の心情が奇妙に交錯していた明治末から大正初め、「故郷」「紅葉」など今も人々が懐しく口ずさむ文部省唱歌を次々世に送り出した二人の男がいた。(高橋英夫)
日々消費されるニュースという「物語」――それを歴史というふるいにかけ、じっと目をこらしていると、ある微かな輪郭が見えてくる
情報社会日本の深層、ノンフィクションの可能性、ルポルタージュ作品、書評、エッセイなど、時代を透視してきた著者初のエッセイ集
ソウル五輪、日比混血児問題、アグネスの子連れ論争、ディベート番組の流行、リクルート事件――「昭和」が終った年のできごとを読み解いて、時代の核心とその新しい流れを提示する。
めまぐるしく変わる現在を解くカギは過去にある。歴史的大事件や文学作品をヒントにニュースの背景をユニークな視点から解説する
ノンフィクション界の新しい旗手、足立倫行、山根一眞、吉岡忍、関川夏央、青木冨貴子、沢木耕太郎に猪瀬直樹がインタビューし、その創作活動の舞台裏をあかす。新エッセイも収録。
開戦前夜、各省エリートが日米戦のシミュレーションを行った。結論は“敗戦”と出た。だが東條首相はそれを無視した。参画者のその後を通じて一つの良心の運命を描く。(吉田俊平)
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。