作品
グルメにして料理人。旅行家にして画家。農民にして都会派自由人。ユーモリスト、コラムニストにして雑文王。マルチ才人、ムッシュー玉村が腕によりをかけたエッセイフルコース一千枚。
“夢の中でも食事をする”ほどの食いしん坊はどのように誕生したのか。戦後の食糧難の幼児期からヨーロッパ・中近東・東南アジア・中国食べ歩き時代まで、“食の狩人”の半生記。
京都の正月の奇習ニラミダイの研究、貴族から乞食までパリジャンの食生活調べ、エジプトの鳩料理や沖縄の豚に関する考察など、世界を旅して、食べて、考えた、食文明紀行エッセイ。
まだ一度も台所に立ったことのない諸兄のためにやさしく書かれた、超初心者用入門書。楽しみながら料理をマスターして、しかもユニークな“食”の発想法も身につく貴重な本。
あらゆる料理の基本となる四面体のモデルを知れば、料理のレパートリーは無限にひろがる。独創的な美味を発見する摩訶不思議な本。いわく、「ステーキはサラダである」。(伊丹十三)
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