作品
黄金丸の船頭として海を駆ける笛太郎。シャムでの実の父親との邂逅は、宿命の対決の始まりだった――。傑作海洋冒険小説の新展開。
日本の海賊の姿を生き生きと活写し、海に生きる男たちの夢とロマンを描いた海洋冒険時代小説の最高傑作。第97回直木賞受賞作。
黄金丸の船大将・笛太郎は、シャムを本拠地とする実父と宿命的な対決をする。海賊の生態を描いて、海洋時代小説の金字塔となった直木賞受賞作「海狼伝」の続篇。(縄田一男)
海賊王・藤原純友から村上水軍、倭寇、山田長政、鄭成功など、海を荒らし回ったサムライたちの実像と時代背景を描く格好の歴史読み物
さまざまな苦難の果てに日本に漂着したウィリアム・アダムスは、家康と対面、幕府覇権の確立に大きく貢献する。著者畢生の超大作
剣友・源吾の首をとった窃盗団の頭領、張竹芳を追って、卯之助と正五郎は上海へ。そして事件帖はついにクライマックスを迎える
寛政4年、島原の前山が大噴火、地震と津波を誘発し、城下町は一夜にして砂漠と化した。大自然の猛威を描く表題作ほか中短篇全4作
対馬で育った少年笛太郎が、史上名高い村上水軍の海賊集団に加わり、“海のウルフ”として成長していく青春を描きながら、海賊の生態を活写した直木賞受賞作。(尾崎秀樹)
時代は音をたてて動いている。そんななか、われらが卯之助はあいかわらず義侠心に燃えて、東奔西走の大活躍。夜明けは近いぞ!
義侠心にあつく、滅法腕っぷしも強い岡っ引の衣笠卯之助。維新前夜の横浜を舞台につぎつぎ難事件を解決してゆく痛快熱血事件帖!
「国姓爺合戦」で知られる鄭成功。明朝末期、海賊の子として生まれ、清朝に敢然と孤独な戦いを挑んだ悲劇の英雄を描いた海洋歴史小説
義侠心にあつく、腕っぷしは滅法強い岡っ引の衣笠卯之助。文明開化期の港町横浜を舞台に、難事件怪事件を体当たりで解決してゆく
蒙古襲来! 九百艘の船団、軍勢三万数千余りが東松浦の浜に押し寄せ、島民は虐殺された。復讐に燃えた男は玄界灘へ船をこぎ出す
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