さまざまな苦難の果てに日本に漂着したウィリアム・アダムスは、家康と対面、幕府覇権の確立に大きく貢献する。著者畢生の超大作
オランダの東洋探検船団の一隻リーフデ号に乗り込んだウイリアム・アダムスは、1600年4月19日、豊後水道の臼杵に漂着した。足掛け3年の過酷な航海の果て、同船の乗組員110人は24人の生存者を数えるのみであった。航海長アダムスは天下統一をめざす家康に目をかけられ、艦載の大砲を関ケ原へと運ぶ。海洋歴史小説の金字塔。
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