作品
彼は涼しい面立ちをした「起こし名人」だった……。通信社の仮眠室を舞台に、眠りから文明の危機を鋭く抉り出した芥川賞受賞作他一篇。「自動起床装置」「迷い旅」収録。(村田喜代子)
芥川賞が百一回目を迎えた時、奇しくも時代は昭和から平成へ移り変わった。第百一回から百五回までの六作品と選評・自筆年譜を収録
片や思想界の巨人、片や通信社を辞して陋巷に潜み、心眼を動かす芥川賞作家。オウム事件、中国、性を、体験を交えた白熱討論!
片や思想界の巨人、片や元大記者にして芥川賞作家。オウム事件、中国、資本主義の行方、性そして死を、体験談を交えて白熱討論
町なかの川の橋のたもとにその女はいた……。性の不埒さ、奥深さを型破りに描く表題作ほか、「ナイト・キャラバン」「ミュージック・ワイア」の力作短篇二篇を収録。(吉本隆明)
ハノイ特派員としてヴェトナムに飛び込む著者。戦争の傷痕を深く宿した「永遠なるアジア」の闇に、身近なモノを通して肉迫する芥川賞作家のエッセイ集。街の匂いとさざめきが甦る!
かれは涼しい面だちをした「起こし名人」だった――「眠り」という前人未到の領域を描き、現代文明の衰弱を鋭く衝く芥川賞受賞作
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