作品
見知らぬ死者を悼み、全国を放浪する静人。日記という形式をとり、過酷な旅の全容と静人の脳裏に去来する様々な思いを克明に描く
激しく〆切中でもやっぱり美味しいものが食べたい! 漫画家・安野モヨコが、自らのどうにも止まらないくいいじを描いたエッセイ集
ますます好調な丸谷エッセイの最新版。「ミシュラン東京版」を痛烈に批判したり、天下無敵の「すきやばし次郎」の客あしらいにもの申す
チンギス・ハーンの死後、熾烈を極める後継者争いに背を向け、ひたすらモンゴル帝国の拡大に力を尽くした名将バトゥの鮮烈な生涯
様々な状況での「生死」を真摯に見つめた表題作ほか、樹海での死を描いた佳作「青木ケ原」などを併録。生死と向き合う著者渾身の短篇集
海と山に囲まれた潮ノ道市で住民が次々に不思議な体験をする。持福寺の住職・了斎が招いた魔力・霊力の持ち主たちが謎解きに挑む
皇帝ネロの公然強姦から性の革命家サド、ケネディとモンロー、クリントンのセクハラ、ダイアナの事故死まで。金と性の裏・世界史
A級戦犯7名の処刑は、なぜ12月23日午前零時に始まったのか? 謎を解く手がかりは、ある子爵夫人の日記の中にあった
定年後に千葉勝浦に移住した2組の夫婦に訪れる変化。あの日の一言からすべてが始まった。熟年世代の新しい可能性を描く話題作
『坂の上の雲』執筆時、海軍に関しては司馬遼太郎の〈家庭教師〉役だったといわれる著者が書きのこした父・正木義太海軍中将の記憶
今だからこそ、日本人にしかできない繊細かつ美しい「ものづくり」を見直したい。活躍する5人のクリエイターを注目の著者が取材
各エッセイのタイトルとその始まり方の「遠さ」! 話題の連射と展開で、読者の予想を次から次へと快く裏切り続ける名人芸をお楽しみあれ
司馬遼太郎、伊藤正徳、吉村昭、島田謹二……第一級の歴史エッセイと当事者の生々しい証言で構成。明治日本の「激動の歴史」
隣接する老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」。園児と老人の交流を大人の事情が邪魔するが……。勇気あふれる熱血幼老物語!
江戸の末、鄙びた麻布に独り住む男のもとへ通いつめる美少女幽霊にあだっぽい狐女。現世の憂さを忘れさせてくれる、極上の妖異譚
『乳と卵』『ヘヴン』で日本文学を刺激し続ける著者の昨今の頭の中身すべて。哲学あり、旅あり、日常あり、回想あり、意見あり、文学あり
京で暮らしていた雨宮蔵人(あまみや・くらんど)と咲弥は、幕府と朝廷の暗闘に関与し、やがて赤穂・浅野家の仇討ちに呑み込まれる。2人の運命は如何に
江戸と明治を半分ずつ生きた落語界のスーパースター、三遊亭円朝。彼を取り巻く5人の女と、新しい時代の幕開けを哀惜こめて描く
カジノで儲けて、スパやレストランで豪遊する! そんな野望を胸にマカオへと向かった女流漫画家の運命は? 爆笑コミックエッセイ
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