単行本

円朝の女 松井今朝子

1,572 (税込)
発売日2009年11月13日
商品情報
書名(カナ) エンチョウノオンナ
ページ数 232ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2009年11月15日
ISBN 978-4-16-328690-7
Cコード 0093
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単行本

円朝の女 松井今朝子

1,572 (税込)
発売日2009年11月13日
商品情報
書名(カナ) エンチョウノオンナ
ページ数 232ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2009年11月15日
ISBN 978-4-16-328690-7
Cコード 0093

無類の臆病者……でも、女にはもてた。近代落語の祖、円朝を描いた連作短篇

江戸と明治を半分ずつ生きた落語界のスーパースター、三遊亭円朝。彼を取り巻く5人の女と、新しい時代の幕開けを哀惜こめて描く

担当編集者より

「牡丹燈籠」や「真景累ヶ淵(かさねがふち)」などの怪談噺(ばなし)をはじめ、「文七元結」「塩原多助一代記」など数々の創作落語を残し、近代落語の祖と言われる大名人、三遊亭円朝。江戸と明治を半分ずつ生きた落語界のスーパースターと、時代の大波に翻弄されながらも、彼を愛した5人の女たちを描いた連作短篇集。武家の娘、吉原の花魁(おいらん)、2人の「妻」と娘……。『吉原手引草』で直木賞を受賞した著者が綿密な時代考証のもと、さまざまな女たちの物語を縒(よ)り合わせ、幕府の崩壊によりすべての価値観が揺らいだ江戸から明治への歴史の転換期を、混沌の現代にも通じるものとして鮮やかに描き出した「時代」小説です。(UN)

著者

松井 今朝子

1953年京都市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了。松竹を経て故・武智鉄二氏に師事、歌舞伎の脚色・演出などを手がける。
97年『東洲しゃらくさし』で小説家デビュー。同年『仲蔵狂乱』で時代小説大賞、2007年『吉原手引草』で直木三十五賞、19年『芙蓉の干城(たて)』で渡辺淳一文学賞を受賞。
その他の著書に『円朝の女』『師父の遺言』『料理通異聞』『縁は異なもの 麴町常楽庵 月並の記』『江戸の夢びらき』『愚者の階梯』など多数。

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