作品
別離、再会、愉楽と切なさ。そして死……。水に始まり水に環る官能と夢幻の香り高きアクア・ファンタジー十篇。女流文学賞受賞作
滞米十五年のビジネスマンが日本人とアメリカ人の思考回路の本質的な違いを豊富な実体験から語る軽妙洒脱、哀愁少々の好エッセイ
将軍は心に孤独を抱え、武士は破滅に向かって突き進み、若者は己の未来を信じた――。変動の時に生きる室町の人々を描いた秀作集
「氷の世界」で空前のミリオンセラーのアルバムを出した「ニューミュージック界の帝王」井上陽水の知られざる素顔を描く注目作
熟年の旅行はこれに限る!還暦の時、毎年夫婦で海外旅行することにした著者の、創意と工夫と楽しさに溢れたイタリア旅行32日間
市場経済が進む中国、規制大国シンガポールを始め、ヴェトナム、インド等、日本企業の盛衰をも左右する近隣アジアの実績を報告!
透徹した視点と瑞々しい感性、品格高き文章で文学界に新時代の到来を指し示しながら、志半ば四十二歳で夭折した天性の詩魂の全貌
のんびりと奈良見物に向かう鬼平をつけ狙う怪しい影。屈強な刺客たちの兇剣に、鬼平は深い傷を負う。はたして活路は見出せるのか
旅をかさね、人と世界を透徹した目で見すえ、しなやかな文体で描きつづける池澤夏樹。一九八九年以後の秀作を集めた待望の短篇集
いつも途方に暮れていた。就職、恋愛、小説……。うまくいかないのは何故? 懸命に未知の扉をおす「ぼく」たち。体験的模索小説
わが子を抱いてマンハッタンにたくましく生きる女性が、母になってはじめて知る愛と苦悩。シングル・マザーの現実が熱く胸に迫る
終戦の年からブラジルの日本人社会では日本の勝ちを信じるカチ組と敗けを認めるマケ組とが対立し、テロで二十三人の命が失われた
旬の素材の味わいからすべてが始まる。四季のめぐりに心を寄せ、出合った風景や人を思い、食を通じて人生の機微を語りかける一冊
感動の『車椅子からウィンク』の筆者がタブー視されていた障害者の恋愛と性に挑戦。ハンディがあってもセックスしたい、切実な叫び。
佐賀の乱の首謀者として晒し首の刑となった江藤新平が下野した原因は征韓論に破れたからだけでなく、司法と行政の対立にもあった
様々な場所へ行き、人と会うけれど、帰るのは「一人の繭」の安らぎの中。一人暮しの作法、男と女の本音を綴った最新エッセイ集
目白サイドからみた「創政会」クーデターの内幕、角サンが最後に放った意味深長な言葉など秘話満載。権勢を極めた軍団の最終戦争
世界の情報機関はかつての軍事機密から外国企業の情報収集に躍起となっている。激化する産業スパイ活動の実態を抉る本格リポート
明治生まれによって昭和は作られた。三木武吉、宮島清次郎、小泉信三、大原總一郎、石坂泰三、前川春雄、本田宗一郎等16名の列伝
(上を参照)
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