作品
黒船来 天誅組罷り通る 最後の攘夷党
義理という建前ゆえに保たれるその家の暮し。貰い子を迎えた者たちの葛藤と女子の哀れを描く表題作と処女作「村芝居」など八篇
徳川幕府なんて糞くらえ。面白おかしく生きてやる。暴れ者を率いて町奉行の鼻をへし折るその名も大風嵐之助。痛快で数奇な物語!
ヤクザにすごまれ、税務署と対決し、偏見を憂い、それでもメゲない女性パチンコ経営者の奮闘記。パチンコは現代日本の縮図である
死ぬ間際にたった一曲聴けるなら何を選ぶ? 何日君再来から讃美歌まで、懐かしい名曲の数々とその思い出を綴った珠玉のエッセイ集
本田宗一郎なき後、顕著になってきた官僚主義や人事抗争がホンダを蝕み始めた。その実態を初めて解明。第27回大宅壮一賞受賞作
セロー版「ヰタ・セクスアリス」。初体験から妻・愛人との二重生活まで、おかしくて哀しい人生の〇秘模様を描いた、自伝的傑作長篇
中国特派員を八年間務めたドイツ人夫妻が書いた辛口ルポ。共産党幹部の腐敗ぶり、たかり体質を暴いて「バラ色」論に警鐘を鳴らす
たった一回きりの人生ならば、思いのままに働き、愛し、信じたい。心の赴くまま綴られたかけがえのない自分になるためのヒント集
平和論はじめ戦後イデオロギーに勇気ある否!をつきつけた福田恆存の入門篇。小林秀雄と双璧をなす、偉大な批評家の言葉の宝箱
黒木香、村西とおる、太地喜和子、尾上縫、細川護煕を中心に有名無名、写真週刊誌をいろどった人々を追いバブル時代の日本を描く
「かわせみ」の女中頭お吉が、深川の骨董屋でよりどり一箱一両の古物を買ってきたが、掘出物には裏があり事件となる。表題作他七篇
明治海将伝 西住戦事長伝 満鉄外史
昭和35年、北朝鮮帰国運動に加わって渡北した元在日朝鮮人が金日成体制に幻滅して韓国に亡命するまでの苦難にみちた34年間の手記
時代小説の人気はますます盛んになってきている。その長老である著者が六十年にもおよぶ作家生活から面白いエピソードを開陳する
無手勝流に作品を楽しみながら、同時代的な意味を読み取る。『草枕』から『マディソン郡の橋』まで、「全方位無制限」書評コラム集
北京で裸体画を発表し、官憲に追われる画家と偶然知りあった女子大生が中国を逃げ回る第十七回講談社ノンフィクション賞受賞作
電気もまったく通っていない草原のまん中で、どうやってビールを冷やすか――。きわめて重要な問題なのだ。好評エッセイ第五弾
転落した車の運転席にはハンドルに手錠でつながれた男の死体が。南部の田舎町の少年の素朴な目は真犯人を求めつつ世の正邪を見る
(上を参照)
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