作品
お待たせしました。いよいよ冴える青江又八郎の剣。用心棒日月抄シリーズ第三第四作完結篇。小説の魅力を復権させた記念碑的作品
明治三十年、新帰朝者・宮内男爵と劇界の風雲児・守田勘弥は協力して「ハムレット」上演をもくろむ。その顛末を描いた傑作戯曲!
ゲジゲジを見た。私に似ているようだ。失意の内に暮らす男が発見した連続空巣事件の奇妙な符合。圧倒的な膂力で描く人間模様五篇
世の絶叫女集団にバアローと言いつつ、冷たいビールにしみじみと幸せを感じる今日この頃……。「週刊文春」好評連載の熱血エッセイ
重要な対外工作の多くに関わり、極秘資料に通じた元KGBオフィサーと、ロシア通歴史学者の協力で成った、驚くべき外交裏面史!
(上を参照)
昭和二年生れの著者が、戦前から終戦直後まで、折にふれて見聞し体験した事柄を味わい深い文章で綴る。印象的なさし絵を多数収録
「楽にしてもらえますか」と末期癌患者に問われた医師は尊厳ある死を約束する。終りを全うしようとする人の意志が胸に沁みる名作
ソ連の最新型「無音潜水艦」の機密を知りすぎたために、秘密警察に追われる日本人技術者の戦慄!サントリーミステリー大賞受賞作
フィリピン財閥の玉の輿に乗りながら、夫の謎の急死を迎えた親友のために、女性探偵が大活躍!サントリーミステリー読者賞受賞
赤狩りと猟奇犯罪の時代、五○年代。野望の網にからめとられた三人の男を主人公に、重厚で熱気あふれる筆致で時代相を捉えた力作
セクハラ、レイシスト非難はどうすれば避けられる? 多文化アメリカを理解するための“正しい表現”を集めたユニークな英語読本
芥川龍之介の遺児、比呂志、多加志、也寸志と青春を共に過ごした著者が、今は亡き三人の芸術的天分と思い出をエピソードから語る
九州の雄・島津一族を平定した秀吉は、臣下にくだろうとしない関東小田原の北条氏政を二十万余の軍勢で包囲し、開城、降服させた
姿を消した「風鳥」の跡を追って故郷に帰った主人公が知ったことは? 忘れかけた時間と場所がいま我々に語りかける。連作短篇集
女優岡田嘉子が演出家杉本良吉と樺太から日ソ国境を突破し、亡命したのは昭和十三年。この事件で人生が暗転した案内役の警官を描く
「このことは書き留めておいてくれよ」と先生は言った――。側近くで活動を見つめ、魂にふれる回想と日々の感想を聞いた筆者の随聞記
開戦と敗戦の両時に台閣に連なった外相。冷徹な外交官、優しい家庭人、真の国際人としての姿を、ワシントン・ポスト記者の孫が綴る
赤坂のクラブで用心棒をしていた著者は、ある日そこで、石原裕次郎と出会う。男同士の友情と、古き良き時代を描く珠玉のエッセイ
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