作品
みずみずしい感性、心あたたまる人間味、たくまざるユーモアといった最上のエッセイだけがもつ魅力にあふれた作品六十七篇を精選
宰相吉田茂が師と仰ぎ、歴代総理が教えを乞うた陽明学者。終戦の詔勅に朱を入れ、平成改元にかかわった“天下の指南番”の真の姿
月曜日ごとに爆発物が仕掛けられる。送られてくる謎の予告状は何を意味しているのか? 表題作ほか、トラベルミステリーの傑作三篇
「椿姫」ゆかりの劇場に国際的指揮者の毒死体が…。被害者のスキャンダラスな私生活が暴かれる。サントリーミステリー大賞受賞作
アジアを舞台に展開する商魂と策謀、恋と冒険が渦巻く物語五篇。直木賞受賞作「炎熱商人」の著者が新境地を開く小説“最新東洋事情”
いわれるような華人虐殺は本当にあったのか!? 義父も参画したマレー作戦の日本軍に被せられた“汚名”を追究し戦争の本質を問う
旅行、生活習慣、お正月のすごし方。一人暮しの達人マリコが二人暮しになって実感するあらたな認識の数々!思い出し笑い第七弾
十七世紀に黄金時代を迎えたオランダは、その徹底した経済優先主義、国外に目を向けぬ内輪の党争、そして平和主義により凋落した
アメリカの国家的決断を左右するのは誰か? 湾岸戦争突入までの大統領と軍首脳の動きをつぶさに追った話題のインサイドリポート!
数多くの古代韓国語がいかにして日本語になったか。『もう一つの万葉集』で歴史・国文学界に衝撃を与えた著者が放つ注目の第四弾
元詩人志望の戦闘機乗り降旗には特高に殺された恋人がいた。昭和十七年、中部太平洋を鮮血に染めたミッドウェイ戦。異色叙事詩!
恋。夫。海。旅。青春。そして今。華麗な文章とストーリー展開で読者を魅了してやまない筆者の創作の秘密を探るセカンドエッセイ
作家として歩みだした四十代から臨終までの文豪の姿を次男が綴る。他人には窺い知れない「文壇の紳士」の内面が浮彫りにされた好著
研ぎ澄まされた言葉の奏でる、人の世のシンフォニー。史上最年少で芥川賞を受賞して以来、前人未到の地を歩みつづける作家の軌跡
大都会江戸で、お上から下々まで目下の悩みは大量のゴミの処理である。ゴミをめぐる様様な事件をユーモラスに描く連作歴史短篇集
オズワルドを核に、ケネディ狙撃へと吸い寄せられていく暗殺者の群――アメリカの負のエネルギーを描破した、鮮烈な傑作長篇小説
(上を参照)
ビジネスマンに新入社員、お医者さんに研究者、街の主婦や受験生。様々な人々の、心にひびいて役に立つ挿話を集めた大好評シリーズ
果てなき両親の不和の中で育ったみどりは、父が遺したノートを手掛かりに、自らの生きる意味を求める。若き魂の彷徨を描いた長篇
夢中で取材をするほどに仕事が苦しくなってくる。それでも私はこの「苦い蜜」を集めずにはいられない。還暦で省みるわが仕事と人生
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。