作品
キャパ、カルティエ=ブレッソンら、報道写真の礎をきずいた写真家の集団マグナムが“われらの時代”を見事に捉えた豪華写真集
チンチラ・シルバー種の内猫と漆黒金眼の外猫をめぐって著者がまき起こす笑いの渦、また渦。ニャンとも愉快なオール猫エッセイ集
古来、宗教の悲願であった飢えと貧困と病気からの救済は、豊かな社会のなかで達成された。いまの宗教ブームに人々は何を求めるか
乃木第三軍による旅順攻撃は難渋をきわめ、第一、第二回総攻撃による死傷者は二万人をこえる。そして第三回攻撃、目標は二〇三高地
不動産ブームに沸くハワイ。ホノルルの教会を買収した不動産会社社長が他殺体で発見された。現地取材で不動産投資事情を描く長篇
日本を日本として成立させているものは何か。歴史の中からさまざまな「型」を取り出し、日本文化の本質に迫る大好評の評論第二巻
ついに特攻機となった零戦。後継機の開発もままならぬうちに米軍はいよいよ本土への本格的攻撃を開始する。畢生の大作ついに完結
予言で百発百中の実績を持つ男から、死相が表れていると告げられた武蔵。旧友に再会して討たれるというのだが……。連作五篇収録
夫が、妻が、娘が、恋人が、平凡な日常から忽然といなくなる。“失踪”をテーマに本格推理の第一人者が贈る珠玉の連作ミステリー
藺草買い付けに訪れた中国奥地のへんてつもない寒村が、あの伝説の桃源郷だった。日中五千年の歴史を、自在に駆ける芥川賞受賞作
明治三十七年五月、金州陥落で遼東半島は分断され旅順口は文字通り孤立する。いよいよ旅順総攻撃開始。乃木指令官の第三軍である
核兵器入手の野望が潰えたと見たリビヤのカダフィは、新兵器製造に着手した。種々の思惑のうごめく中で日本人ビジネスマンが活躍
基本理念なき日本の対外借款、経済援助は大東亜共栄圏の焼き直しにすぎない。国際化が必須の今、日本の取るべき進路を真摯に問う
人が目をそむける“フリーク”を好んで撮り時代にさきがけた感性で大胆に生き、愛した女流写真家の、男性社会における苦闘の生涯
人間であることの喜び、悲しみ、楽しさ、尊さへの賛歌――王道を行くエッセイだけを揃えた最もアップ・トゥー・デイトな文章読本
明治という若い国家が命運を賭して戦った、この総力戦の一部始終。開戦から講和まで、初めて立体的に構成された畢生の大作六千枚
鬼平犯科帳は本巻をもって幕を閉じる。「女密偵女賊」「ふたり五郎蔵」の二篇に、著者の長逝によって未完となった「誘拐」を併録
日本初の女奇術師・松旭斎天勝、帝大教授との醜聞にもまれた歌人の原阿佐緒、有島武郎と情死した波多野秋子ら五人の波瀾の人生図
『嵐が丘』『我等の生涯の最良の年』『虹を掴む男』……名作の仕掛人、ハリウッドと共に生きた独立プロデューサーの雄の伝記大作
(上を参照)
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