作品
植木職人の殺害と大地震直後に続く付け火。朝顔栽培が生きがいの興三郎は、無関係に見える2つの事件の裏に潜む真実を暴けるのか
朝顔栽培が生きがいの同心・中根興三郎は、ある武家と知り合ってから思いもよらぬ形で幕末の政情に巻き込まれる。松本清張賞受賞
銀座の高級クラブのパトロンは誰なのか。仮面の下の本当の貌は? 知られざる聖域・銀行と金融界の闇を鋭く描く企業推理小説の傑作
結婚に失敗し、職場でも挫折した荒井は生活の為に手話通訳士となる。徹底した取材のもと、ろう者の社会を描き出した異色ミステリー
賄賂塗れの田沼時代から清廉な定信時代への過渡期。御家人3人の剣術仲間を巻き込む辻斬り「大なます」。傑作時代ミステリー
高速道路の非常駐車帯で独身OLが殺された。彼女が競馬情報で得た金を狙う男の完全犯罪は成功したかに見えたが。表題作ほか2篇
渋谷センター街で起きた連続無差別殺人事件。3年後、やはり渋谷でもう一度起きる惨劇に沖縄空手の達人の女子高生が立ち向かう
報道写真コンテストの受賞作には仕掛けがあった! 犠牲者たちは殺されたのか。やらせ問題を題材とした社会派ミステリーの代表作
天正少年使節4人の中で、ただ1人棄教した千々石ミゲル。切支丹の憎悪を一身に受けながら、何の為に彼は生き抜こうとしたのか?
自他ともに認める時代小説好きの3人が「はじめて時代小説にめざめた一作」「いろいろ読んできて、現在、最高と思う作品」を厳選
西国のとある小藩に国替えの噂が。かつて交誼のあった家老と下級武士、2人の運命が再び交わることに。第14回松本清張賞受賞作
京都市内の琵琶湖疏水で溺死した若き僧侶と、国宝級の仏像の売却疑惑——。京都に君臨する巨大教団の暗部を暴いた出色のミステリー
終戦工作で自分の存在を消した外交官の、娘への絶ちがたい情愛——帰還した戦争の「亡霊」が暴き出す人間の内面にひそむ悪と闇
生誕100年を迎えた人気作家・松本清張の複雑で陰影に富んだ作品群を読み解き、作家が生きた時代と作品の持つ意味を明らかにする
国際ビジネスの厚き壁。戦後最大といわれた実在の商社の崩壊劇を、アメリカ・カナダへの現地取材をもとに描いた企業小説の力作
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