第14回「本屋が選ぶ時代小説大賞」選考会は、9月18日15:00より文藝春秋本館にて行われ、『佐渡絢爛』(徳間書店)赤神諒の受賞が決定しました。
『佐渡絢爛』(徳間書店)赤神諒
著者プロフィール
赤神諒(あかがみ・りょう)
1972年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。大学教授、法学博士、弁護士。2017年「義と愛と」(のち『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞しデビュー。2023年『はぐれ鴉』で第25回大藪春彦賞受賞。他の著書に『大友の聖将(へラクレス)』『大友落月記』『醉象の流儀 朝倉盛衰記』『北前船用心棒 赤穂ノ湊 犬侍見参』『空貝 村上水軍の神姫』『計策師 甲駿相三国同盟異聞』『立花三将伝』『太陽の門』『仁王の本願』『誾』『火山に馳す 浅間大変秘抄』など多数。
本年度の選考委員は、北川恭子(旭屋書店アトレヴィ大塚店)、栗澤順一(さわや書店外商部兼商品管理部)、久田かおり(精文館書店中島新町店)の3氏が務めました。
選考の詳細は「オール讀物」11・12月号(11月22日発売)に掲載されます。
【過去の受賞作】
第1回 伊東潤『黒南風の海――加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)
第2回 澤田瞳子『満つる月の如し――仏師・定朝』(徳間書店)
第3回 朝井まかて『恋歌』(講談社)
浅田次郎『一路』(中央公論新社)
第4回 岩井三四二『異国合戦――蒙古襲来異聞』(講談社)
第5回 中路啓太『もののふ莫迦』(中央公論新社)
第6回 垣根涼介『室町無頼』(新潮社)
第7回 佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』(文藝春秋)
第8回 奥山景布子『葵の残葉』(文藝春秋)
第9回 川越宗一『熱源』(文藝春秋)
第10回 永井紗耶子『商う狼 ―江戸商人 杉本茂十郎―』(新潮社)
第11回 砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』(講談社)
第12回 木下昌輝『孤剣の涯て』(文藝春秋)
第13回 村木嵐『まいまいつぶろ』(幻冬舎)