作品
脚本家・映画監督・作家として注目を集める西川美和。最新作『夢売るふたり』の公開に合わせ、その豊穣な作品世界に光をあてた1冊
映画界のみならず文壇でも注目を集める著者の小説処女作。女性の死をめぐる兄弟の相剋が、それぞれの視点から瑞々しく描かれる
日常を離れ旅にでた作家の眼に写ったものは? オホーツク、沖縄、中国、ケニア……。どこへ行ってもかわらない人々の生きる姿
旅先で7年ぶりに再会した男女。冷めた大人の孤独と狡猾さが、お互いを探り合う会話に満ちた表題作を含むあざやかな傑作短篇集
恋多き人、敏腕編集者、一途な小説修業――多彩な顔を持つ宇野千代。戦争体験を経て生の讃歌を強靭な文章でうたいあげた大庭みな子
源頼朝の挙兵、それはまたたくまに関東の野をおおい、鎌倉幕府が成立した。武士たちの情熱と野望を激しく描く、直木賞受賞作
道警の敏腕刑事だった仙道孝司は、ある事件をきっかけに療養中の身。だが回復途上の仙道に、次々とやっかいな相談事が舞い込む
「戦国時代を心理学で分析する」から「『ミシュラン東京版』への決定的批判」「直木賞とっておき秘話」まで、次々繰り広げられる17篇
女元締・右京が、江戸の街に起こる事件を鮮やかな手筋で仕切る。著者最後のシリーズほか単行本未収録の小説やエッセイを集めた1冊
直木賞候補作『LOVELESS』で脚光を浴びた、著者のデビュー作。北の大地に生きる男と女の「生」と「性」を大胆に描く全6篇
時効撤廃で再捜査となった東京・荒木町の殺人事件。封印を解かれた町の記憶、人の記憶が照らしだす事件の真相は? 新シリーズ開幕!
大事にしてきたたった一人の可愛い妹が、突然誰かの生まれ変わりと言い出す表題作のほか、5篇を含む第133回直木賞受賞作
筑後柳川の立花宗茂は、秀吉の九州攻めで勇名を馳せ、関ヶ原で西軍に属して改易となり、のち旧領に戻れた唯1人の武将である
「オール讀物新人賞」でデビューする以前に発表された短篇小説15篇に加え、生前は未刊行だった小文、エッセイ、選評などを収録
「首斬り浅右衛門」の異名で天下に鳴り響き、罪人の首を斬り続けた山田家250年の末路とは? 豊富な資料を駆使して描く異色作
「納得ずくで離婚したのに、なぜか女房のところに住み着いているのです」。男と女の世界を、ほろ苦いユーモアで描く、直木賞受賞作
桑名藩雷神隊から陸軍大将へ。戊辰、西南の役、日清・日露の四戦場を稲妻のごとく疾駆した名将の颯爽たる生涯を描いた傑作歴史長篇
日本にいるはずのない婚約者が写真に映っていた。英子が解き明かしたからくりは——。そして昭和11年2月、物語は結末を迎える
終戦直後、焼け跡で出会った男3人。年齢も境遇も違う彼らは浅草のストリップ小屋で家族のように暮らし始める。直木賞受賞第一作
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