作品
娘大力一座の美人妹の捜索を託され、今津屋一行の熱海の石切場巡見にも同行せねばならぬ。忙しき身なれど心頭滅却、磐音の剣が閃く!
吉原で、新たな太夫が選ばれることに。花魁・白鶴となったかつての許婚・奈緒の名が有力な候補として噂され、磐音の胸を騒がせる。
新年早々、南町奉行所与力の笹塚孫一に事件解決の助勢を乞われた坂崎磐音。友人の蘭医・中川淳庵の命を狙う怪僧一味と対峙する!
おこんの慰労をという今津屋の心遣いで、品川外れの海晏寺まで紅葉狩りに出掛けた磐音一行。狼藉を働く直参旗本に出くわして……。
浪人・坂崎磐音の用心棒稼業は貧乏暇なし。盛夏、今津屋主人の内儀が倒れ、病の平癒を願う大山詣でに発つが、一行を付け狙う影が!?
穏やかな正月を迎えた江戸。大店の一家惨殺が判明し、磐音はまたしても騒動に巻き込まれる。一方、許婚の奈緒にも危険が迫り……。
豊後関前藩の内紛終結に一役買った坂崎磐音。だが、故地に許婚の奈緒の姿はなかった。奈緒はいずこに。秋の西国、磐音は旅路を急ぐ。
深川の夏祭りをめぐる親分同士の諍いに巻き込まれる磐音。国許の豊後関前藩からは、邪悪な陰謀の存在と、父の窮地が報されて……。
江戸・深川の長屋に住み、鰻割きと用心棒稼業で糊口を凌ぐ浪人坂崎磐音は、関前藩勘定方の上野伊織と再会、藩を揺るがす秘密を知る。
豊後関前藩の若き武士三人が互いを斬る窮地に陥る。哀しみを胸に江戸での浪人暮らしを始めた坂崎磐音は陰謀に巻き込まれ……。
九歳になった空也が稽古に励む尚武館道場を速水左近が訪れ、田沼意次の死を告げる。磐音は新たな懸念を門弟たちに明かすのだが……。
磐音は、将軍家斉から、嫡子空也と目通りせよと命じられる。覚悟を決める磐音の懐には、老剣術家が立ち合いを願う書状があった……。
父・正睦の病状を案じた磐音一家は、故郷の豊後関前藩への里帰りを果たす。そこでは、藩の行く末を揺るがす事態が進行していて……。
城中での刃傷騒ぎの果てに田沼意知が落命した。予期しなかった事態に磐音は深い迷いの中にあり、門弟への稽古も中断するのだが……。
将軍家治の御不例が噂されるなか、田沼の用人は不逞の輩を集めて……。一方、苦難の末に奈緒は最上紅を商う紅屋の店開きを迎える。
葉桜の季節、小梅村の坂崎道場にひとりの武芸者がやってくる。直心影流で修業を積んだという武芸者は磐音との真剣勝負を望むが……。
佐野政言、何事かを決し、松平定信から借り受けた一振りの刀を帯びて登城す――。佐野邸を監視していた霧子からの急報に磐音は……。
田沼一派の放った毒矢に射られた霧子は未だ目を覚まさない。坂崎磐音ら尚武館道場の面々は回復を願って霧子を小梅村へと移すが……。
尚武館坂崎道場を訪ねて来た白河藩主松平定信と竹刀を交えた磐音。腕並みは〝殿様剣法〟の定信に、磐音が伝えた究極の剣術とは……。
坂崎正睦と照埜は小梅村で孫達との刻を楽しんでいた。決着せぬままの物産事業の不正を憂慮した磐音は関前藩江戸藩邸を訪ねるが……。
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