作品
お洒落にも外出にも興味を持たぬ妻の関心は夫の愛情が自分にあるかどうかということのみ。気晴らしを拒否し、悩みぬく女の姿を描く。
上海でエステを経営する51歳の紅子のもとに一人の美しい男が現れる。欲望を肯定する街・上海を舞台に最後の激しい恋が幕を開ける。
ブログを開設、イタリアにオペラ旅行、歌舞伎町キャバクラ体験。時代を丸ごと味わい仕事に遊びにフル稼働! 人気エッセイ第23弾。
江戸の占い本が女たちの吉凶をズバリ! 月ごとの風物を織り込みながら江戸の女を生き生きと描く、切なくも愛らしい傑作時代小説。
「よど号」から「ダッカ」まで、テロリストの脅迫に屈した弱虫国家の舞台裏を暴き、これからの日本の行く末に警鐘を鳴らす!
大学を去った哲学教授は、いったい何かの役に立つのだろうか? 退職前後の揺れ動く男ごころを活写する、ユーモアエッセイを六十篇。
がん、高血圧症、高コレステロール血症、糖尿病……。成人病といわれても、治療の必要性を再吟味すれば、不安におののくことはない
渋谷のチームを解散して三年。東大生となったカオルは自分たちの名を騙る偽者の存在を知り、アキのいる裏の世界に近づこうとするが。
日本橋の両替商に強盗が。手口は十年前の強盗「穴熊」と同じ。だがかつての一味は、鬼彦組の捜査に先廻りするように殺されていた。
軽井沢のセンセの陰謀で俳優・榎木孝明の依頼を受け、浅見光彦は鹿児島へ。榎木の母を脅迫する何者かの言う「黄金の石橋」とは?
八戸のお遍路が絞殺される。相前後して古文書「都賀留三郡史」にまつわる不可解な死が……。謎めいた伝説と信仰の背後に潜む悪意
狩野派の中でも特別な才に恵まれ、信長や秀吉にもその絵を求められた永徳。絵を描く『業』に取りつかれた永徳が辿り着いた境地とは。
「私はただ幸せになりたかっただけなのに」。三十路、独身、派遣OLの春菜は、男に騙され、仕事も切られ、騙す側になろうと決めた。
子供3人を芸術家に育てた千住文子。2年前にがんに冒され、末娘・真理子との往復書簡が始まった。生と死、芸術について語り合う。
「週刊文春」好評連載二〇一二年分。老作家は、怒りが湧いてくるばかりの世相に半ば背を向け、映画について幸福そうに語るのだった。
私たちには自分たちでは気づかない美点や利点がたくさんあります。日本人が世界に誇る文化・産業・社会などを、日本に暮らす外国人、
妻を、父を理不尽にも殺され、犯人に復讐を企てる男たち。都市の深層に生き再起を窺う人間たちを棟居刑事が優しく見守る社会派短編。
働き盛りの新聞記者が、妻の難病と思春期の二人の娘に向き合った激動の日々を綴る。毎日新聞連載中から話題を呼んだ感動の手記。
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