作品
身は病床にあっても、著者の心は古今東西自由に飛びまわり、やさしく温かい心を注ぎ込んでつむいだ珠玉のショートストーリー30篇
7日後の立春に結婚することを決めた花世と源太郎。数々の不安はあれど、るいや宗太郎らが救いの手を差し伸べ、無事祝言を挙げる
禿鷹が遺した裏帳簿のコピーをめぐり、神宮署、警察庁、東都ヘラルドの記者が動き出した。悪事は闇に葬られるのか。待望の新シリーズ
当代最高の女性作家8人が腕によりをかけた絶品短篇小説集。恋愛模様はもちろん、時代物からミステリー仕立てまで超逸品ぞろい
映画撮影の舞台となった北九州の町が、史上最高に心ない賭博のワンダーランドと化す。爆笑がやがて感動に変わるハイパーノベル!
朽ち果てた洋館に流れてきた手負いの老若男女たち。リストラ・サラリーマン、リストカット・女子高生たちの珍妙な共同生活を描いた好篇
反ユダヤ主義、オカルト、ベルリン都市計画……。米議会図書館から発掘された厖大な元蔵書とその書き込みが彼の発想の源を明かす
ささいな不祥事が仇討に発展すると、討つ方も討たれる方も人生の断崖に立たされる。人の世の不条理をシニカルに描く9つの短篇集
芥川龍之介、開高健から小川洋子、村上春樹まで——「人生におけるあらゆる選択」をテーマに沢木耕太郎が選ぶ濃密な13の短篇
NHK大河「龍馬伝」は、後に三菱財閥を築いた岩崎弥太郎の視点で龍馬を描いた作品だが、その岩崎の評伝の決定版がこの小説だ!
50も半ばを過ぎて、「からだ」「生」「愛する者」に向き合えば……医師・作家としての25年を語り、じんと心にしみるエッセイ集
「おねがいわたしをさがして」。一通の応募用紙には、そう記されていた。思春期の少女たちの揺れ動く心と母親との関係を描く問題作
作り話は一切無用。ほんとうにあった怖い話だけを持ち寄る「話の会」。ご隠居・清兵衛は、いつしか不思議な魅力に取り憑かれていく
「炎の方が逃げる」と言われた江戸深川の火消し頭。おのれの命とひきかえに町を守った父と、跡を継いで奮闘する息子の熱い魂の物語
元悪徳警官から、退職後も未解決事件の捜査に執念を燃やす男まで、様々な事情を抱えて職を辞した刑事たちに訪れる“人生最後の事件”
終戦工作で自分の存在を消した外交官の、娘への絶ちがたい情愛——帰還した戦争の「亡霊」が暴き出す人間の内面にひそむ悪と闇
死の床にある父を見舞った私が出会った少女。彼女の持つ不思議な力とは……静かな感動を呼ぶ「アヤーナ」他全6篇収録の短篇集
勤めていた会社が突然倒産し、恋人にも振られてしまった琴子。それでも「私を求めてくれる場所」を探し、前向きに生きる姿を描く
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