作品
求人広告は半グレ集団による罠だった! 個人情報を握られ、歌舞伎町のバーで働くことになった創介の前に、頬に傷持つあの男が……。
とある事情で東京を目指す女性が、なぜか強面ヤンキーの運転する軽トラに乗るはめに。旅のスリルと人間ドラマの妙味あふれる中篇集。
美しい女性が描かれた絵画「極楽寺逍遙」を巡り渦巻く各々の思惑──。亜澄と元哉がたどり着く、悲しい物語とは。
カオス化した美大の学園祭で、田舎出の藝大志望の青年は浪人生活を振り返る。心を打つ表現とは。揺れ動く青年期を鮮明に描いた傑作。
長屋の少女たちを笑顔にするべく、お雅は「旭屋」で雛祭りをすることに――。お雅の知恵と工夫が光る一品が、物語に彩りを添える。
とうとう昭和、平成、令和の三代をやってしまった! 生き恥をマスクで隠す令和の世相に注がれる、さだおの鋭い目。本日も死角なし。
2008年のデビューから2023年現在までの15年間の軌跡を辿る。温かな言葉で綴られた、笑いと涙あふれるエッセイ集。
幼い娘を連れて海辺の町に帰省した寿子。記憶の奥底に埋められた恐ろしい真実が浮かび上がってくる。表題作等5編の傑作短篇を収録。
森茉莉の豊潤で鋭い批評性を堪能できるエッセイと、吉屋信子のユニークな観察眼が光る交遊録。対照的な二人の作家による名随筆集。
6歳の子を殺してしまった少年。遺体を森に隠して罪を逃れたが、人生の歯車は狂い…。仏文学界の鬼才が放つ傑作犯罪サスペンス。
二枚の絵の数奇な運命に沸き、情報を欲する江戸の人々。世界の広さを知った娘船頭・桜子はどんな結論を出すのか? シリーズ完結!
カルト団体の敷地跡から、少女の白骨遺体が見つかった。ニュースを知った法子は胸騒ぎを覚える。30年前の夏、私も、あそこにいた。
PMSの美紗とパニック障害の山添。職場で友達でも恋人でもない二人に同志のような感情が芽生える。ささやかで温かな光を灯す物語。
ストーカー化したADが自殺し、ネットで集中砲火を浴びた女子アナ。マコトたちに助力を求めた彼女の前に、真のモンスターが現れる!
東京で旧知のバーの雇われ店長が殺されたらしい。生前の彼との約束を思い出すお草と、新幹線の中で出会った少年との逃避行が始まる。
修士論文で扱う宮沢賢治の未完『銀河鉄道の夜』。物語に導かれるように、私の過去の記憶が蘇る。恋人との関係にも疑問が生まれ……。
八年前、江戸から消えた盗賊《霞の藤兵衛》が江戸に舞い戻ってきたらしい。報せを聞いた久蔵は探索を命じる――。シリーズ十七弾。
天性の色彩感覚を持つお彩と京男・右近のバディも絶好調! ご近所のお伊勢に懸想する対照的な二人の男。果たしてお伊勢が選ぶのは?
小学五年生の椎名きさらには、先生にも同級生にも言えない「我が家の秘密」があった。社会派と本格が見事に融合した傑作ミステリー。
相馬克己は、交通事故で脳死判定をされながらも命をとりとめた。しかし彼は事故以前の記憶を全く失っていて……。感動のミステリー。
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