作品
老作家の許で密かな妄想を紡ぐ秘書、年下の青年の「手」に惹かれる中年女性……。エロスには様々な形がある。妖しく艶めかしい六篇
生活を逃れた林の中、チェンバロ作りの男女とそれを見つめる女の不思議な関係。硬質の文体が抉りとる愛と孤独、聖域と日常の迫間
地下鉄で人違いして話しかけた不思議な女との偶然の再会が僕の好奇心に火をつける。男と女の恋をリアルに描く、芥川賞受賞作!
京から江戸に下った豆腐職人・永吉と妻おふみ、そして子供たち。親子二代の有為転変にかけがえのない家族の絆を描いた直木賞受賞作
スペインとの親善試合で世界の壁を感じた無名の高校生リュウジは単身スペインに渡ることに。家族との葛藤や友情を描いた青春小説
なぜ「パール・ハーバー」で感動してはいけないか。「明治天皇と日露大戦争」が庶民にウケた理由とは。優れた政治思想史家の遺作
漢方で脱毛やうつ病が治った、がんを抑えられたなど、西洋医学とは違う効果がなぜ可能か、男性に多い20の症例を挙げつつ解説する
知力や性格が主にDNAで定められていることはいよいよ明らか。遺伝子操作も実現間近。では、その先に待ち受けている社会とは?
兵器はもちろん、軍隊の仕組みや兵制、作戦など、戦争にかかわるすべての分野の基本用語を、現代戦をふまえて分かりやすく解説する
グルメとファッションの国、自由・平等・友愛の国——日本人が漠然と憧れをいだきつつ、実はよく分かっていないフランスの人と歴史
青森ねぶた祭りで使われる大太鼓から、美人ホステスの死体が。犯人の狙いは何か? 十津川警部の推理が冴える「祭りシリーズ」第5弾登場
北海道から上京してきたモデル志望の千華は、騙されて一文無しに。働き始めた銀座のクラブは男と女の欲望がぶつかり合う「戦場」だった!
ピエロ男、トイレの神様、フリーダ・カーロの女が現れ……。この地球に起っている、言葉では絶対に説明できない13の夜の物語
手紙の作法にうるさい日本人、しかし意外にも男が女に呼びかける言葉は乏しい。芭蕉はどうやったのか? 言葉をめぐる面白話満載
人生、ときにゲイジュツ、時事、芸能まで。オモロイ話なら当代随一、口から生まれた二人が丁々発止とわたり合う待望の対談集
浅草寺で娘が晴れ着を切られ、数日後、一緒に閻魔まいりに行った堀留小町が殺される。表題作ほか、人気作品「源三郎祝言」など全8篇
自称ゴージャスな海外旅行から旅の友・駅弁研究まで、一番おいしいところをたっぷりどうぞ。東海林さだお自選のドカ弁エッセイ集
ピアノやハープ、大型で壊れやすい楽器はどうやって運ぶのか? スコアを清書する写譜屋さんに調律師、裏方の仕事を楽しくご案内
『雄呂血』『無法松の一生』『王将』『破れ太鼓』……日本映画の巨星、<阪妻>の役者人生――不世出のスターの真実を活写した傑作小説
女が最も羨ましい状況はライバルなし、ひとり勝ちの“紅一点”。念願の「ビストロ・スマップ」出演にときめくマリコ。シリーズ16弾
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